先日、ローカルのテレビ放送局から取材を受けた。 「明日の夕方のニュースで、若年性認知症の特集を組みます。つきましては、専門家のご意見をお聞きしたいので、明日の昼に取材に伺ってもいいですか?」 明日放送予定のニュース取材を明日させてくれという時点で、色…
社会人として働き始めた当初は、慣れないことだらけである。 家族や友人、同期や先輩に悩みを相談したり、時には酒を飲んでくだを巻いたり、趣味に没頭したりなどなど、様々なやり方でストレスを発散し、そして徐々に実務の経験を積んで、いつの日か乗り越えていく。 …
久しぶりに経験したのでご報告。 こういった例で抗認知症薬が処方されるケースは、実は結構あるのかもしれない。
認知症の奥さんを介護する、ある90歳の男性。 認知症が絡む事件で表沙汰になるのはごく一部であるが、一歩間違えれば・・・というケースは無数にある。そして、一歩間違えないように必死で奮闘している人達がいる。
今回は、当院で行っている物忘れスクリーニングテストをご紹介する。
糖尿病予防や治療の一助となるかな?
当たり前のことだが、困っている患者のためにボランティアで薬を作る会社など存在しない。想定患者が少ない疾患の薬は作られることは殆どなく、売り上げが見込めるジャンルの薬(降圧薬や血糖下降薬)には多くの製薬会社がこぞって参入する。シビアな世界である。
「うちの主人はどこかおかしいですよね?ね?上手く言えないけど前とは違うの。色んな検査をして突き止めなければいけないんじゃないですか?ねぇ?」
これは全ての患者さんや家族、また患者さん予備軍、そして工夫しながら少量投与を続けてきた医師達にとって、とても意義のあるニュース。 以下、ニュースより抜粋。
先日、昼食で院内に常備しているチーズとプロテインを摂っていた時に、ふと思い立った。 「久しぶりに糖質制限食の実験をしてみよう」 以前試した糖質制限パンについての記事は以下。 www.ninchi-shou.com
実にお手軽に抗認知症薬が処方される時代に、我々は生きている。
他院より紹介のあった方。その先生曰く、「奥さんもなんとなく危なっかしい感じなので、出来れば一緒に診て貰えたら」とのことだった。
つい先日、母が転倒して手を骨折してしまった。 主介護者に起きたイベントによって今後の介護方針に新展開があったので、そのご報告。何かの参考になれば幸い。
当院がオープンして、ちょうど1ヶ月が経過した。 自分もスタッフも大分慣れてきた観があるが、今回は物忘れ外来初診時に使用している問診票を紹介してみる。診療を円滑に行うために、問診表に工夫を凝らすことは大事だと考えている。
以前、当ブログでこのような記事を書いた。 www.ninchi-shou.com 続報が出たので、ご報告。
脳脊髄液の流れを変えるシャント手術を行うと、術後に頭痛やめまいが出ることがある。 今回は、実際の症例及び行った対策についてご紹介。
今回は考察抜きのケースレポート。 その日の診察終了直前に飛び込み紹介受診。画像データは持参のMRI軸位断のみ。 診察時間もデータも十分とは言えなかったが、初診から2週間後にはご家族が十分満足できるぐらいまで改善してくれた。 ちなみに、認知症外来では今回…
慢性硬膜下血腫とは、脳を包む硬膜という膜の下に古い血液成分と水が混ざり合った袋が形成され、その袋が脳を圧迫して麻痺や頭痛、認知症のような症状を呈する病気である。
斬新な本に出会った時のワクワク感は、幾つになっても良いものだ。
欧米ではその有効性が実証されている(らしい)アリセプト23mg。 アメリカでは2010年に承認取得、アジアでは韓国が2013年に承認取得している。 (上記画像はこちらよりお借りしました) 人種差や体格差などから、欧米人がアジア人よりも高用量を許容できる可能性はあ…
アルツハイマー型認知症の診断で経過をみている80代の女性がいる。 1年半の経過で長谷川式テストは20点→22.5点と2.5点上昇。抗認知症薬はアリセプト3mgで非常に落ち着いている方。 ある日の外来で、「1週間ぐらい前に、頭を軽くぶつけたのよね〜」と話していた…
脳梗塞の治療と、脳梗塞で悪化した認知症精神症状の治療を両立させることの難しさ。
// 今日から新たなスタートを切ります。 約1ヶ月の準備期間は長かったような、あっという間だったような。ただ、濃密な時間であったことは間違いありません。 選りすぐりのオープニングスタッフと共に、10年来の相棒の頭蓋骨模型を傍らに置いて地域医療に注力して…
今回は、数年前に経験したケースをご紹介。
最後に調子を整えたのは、プロルベインであった。
2014年4月から「鹿児島認知症ブログ」を書き始めたので、2016年4月現在で3年目に入ったことになる。 お陰様で、それなりに人の目に留まるようになった当ブログだが、それは同時に様々な反応に直面するようになった、ということでもある。 ブログへの好意的な反応…
頭痛と熱発を呈した高齢者で、たま〜にみかける疾患をご紹介。 環軸椎偽痛風のこと 痛風という病気がある。尿酸が関節で結晶化し、強い痛みを伴う炎症が起きる病気である。足の親指の付け根が赤く腫れるのが典型例。壮年男性における発症が9割方を占めると思…
純粋な特発性正常圧水頭症(iNPH)よりも、iNPH+レビー小体型認知症などの合併症例を治療する数が増えている。 胃瘻の適応とは?胃瘻を考える前に出来ること。 - 鹿児島認知症ブログ 今回は、PSP+iNPHの治療経過を報告する。
アルツハイマー型認知症は近年、「第3の糖尿病」と呼ばれるようになった。
この方との出会いがなければ、開業を決意することはなかったかもしれない。勤務医として脳神経外科手術を続けながら、合間で外来診療を行っていたと思う。
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