いつも当ブログをご覧になって下さり、誠にありがとうございます<(_ _)> 2016年は自分にとって「クリニック開業」という節目の年になりました。 2014年4月に始めた当ブログは、2016年8月19日に累計100万PVを達成。現在、月間およそ10万PVでUUは3万人程。ゆっくりと…
『世界的眼科医』と評価の高い、深作秀春先生の最新著作を読んだ。 ちなみに前作は以下。 やってはいけない目の治療 スーパードクターが教える“ほんとうは怖い”目のはなし posted with amazlet at 16.12.21 深作 秀春 KADOKAWA (2016-09-24)売り上げランキング…
当院には様々な患者さんが訪れる。そして、患者さんの相談に乗っているうちに、そのご家族の診察に繋がることが多々ある。 先日、ある患者さんのお孫さんのことで相談を受けた。 聞くとそのお孫さんは、中学生の頃にパニック障害の診断を受け、その後「自分が誰かに見…
グルタチオン点滴療法を始めて2年以上が経過した。 www.ninchi-shou.com 著効例は相当数経験しているが、点滴内容はいつも試行錯誤である。グルタチオン1600mgで効果を認める人もいれば、2800mg必要な人もいる。そして当然だが、全く効かない人もいる。
認知症患者さんが陽性症状で入院せずに済むように、処方の工夫をする日々である。 しかし当然ではあるが、上手くいかずに入院になるケースは経験する。顧みて反省し次に繋げられると思えることもあれば、無力感と共に自嘲しか浮かばないようなケースもある。 様々…
亜鉛を含む胃潰瘍の薬、プロマックD(一般名:ポラプレジンク)。 この度、添付文書改正の案内が届いた。
以前ご紹介した方の、その後を報告。 今回、術後1年ちょっとが経過したので評価を行った。
色々なアイデアがあるものだ。 www.gizmodo.jp BBCの報道によると、埼玉県入間市が認知症患者の身元特定のための、QRコードのついた爪用シールの配布を始めました。高齢者が徘徊してしまった時のために、自治体の中には高齢者にQRコードを配布しているところ…
認知症患者さん、特に語義失語(相手の言っている言葉が分からない)のある患者さんとのコミュニケーションには難渋することが多い。 今回は、あるご家族の工夫を紹介してみる。
かつて、症例数の多い全国でも有名なある病院で勤務していたことがある。 その中で一番下っ端だった自分は、救急対応や当直、手術の助手や病棟患者対応などなど、様々な業務を抱えて毎日忙しくしていた。 病院医局の隅には仮眠用のリクライニングチェアがズラッと…
全ての抗認知症薬の添付文書、「効能又は効果」欄には アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制 という文言が書かれてある。 「認知症が進行したら大変だ」「ちょっとでも遅らせることが出来たら・・・」 という皆の想いがいつの間にか、"認知症は進行を抑…
CareNetで見つけた記事を読んで、色々と考えてみた。 鉄分の過剰摂取で妊娠糖尿病リスクが増加する|医師・医療従事者向け医学情報・医療ニュースならケアネット
ある診療所から相談のあった患者さんを紹介。 疑わなければ気づけないし、気づけなければ改善には繋がらない。
アルツハイマー病発症の理由の一つとして考えられているのが、脳へのアミロイドβの蓄積(アミロイド仮説)。 なので、蓄積したアミロイドβを減らしたり、溜まらないようにすることが出来れば、アルツハイマー病の改善に繋がるだろうという発想で様々な試みがなされ…
年と共に多くの人は健康に不安を感じるようになる。今のところは特に病気を持っていなくても、老後に漠然とした不安を感じている人は多いのではないだろうか?ある報告によると、日本人の96%は老後が心配とのことである。 回答者の96%が「老後に不安あり」。その…
本人は受診したくないし、薬も飲みたくない。しかし、家族や入居先の施設は悲鳴を上げている。このような状況でよく用いられるのが、「健康診断を受けに行こうよ」と誘い出す手法である。
口コミで来院された60代の女性の方。 10数年来のパーキンソン病で、内服は
かかりつけ医からの情報提供書はない。入居先施設からの情報提供書やスタッフ同伴もない。あるのはお薬手帳と家族の嘆きのみ。 「それでも何とかして下さい」という依頼を受けることがある。
離島の多い鹿児島ならではの事情だが、種子島や奄美大島、徳之島、屋久島など様々な島から患者さんはやってくる。 極力地元で診て貰えるように配慮しているが、地元の病院や家族が認知症に対する理解が無い場合には、遠路はるばる通院せざるを得ないこともある。
興味深いニュースを目にした。 economic.jp
人の気分に関わるとされる神経伝達物質、セロトニン。 今回は、セロトニンを効率的に増やせるかもしれない、ある一つの食材について述べる。話四分の一ぐらいで読んで頂けたら幸い。
先日、一般診療科(普段うつ病を専門的には診ない診療科)の医者を対象とした、製薬メーカー主催のうつ病の勉強会に参加した。 内容だが、教科書的なことを中心に、SSRIの使い方のような話に差し掛かったところで、残念ながら所用があり中座したのだが、聞けた範囲で…
以前ブログで紹介した方の、その後の経過について報告。 フェルガードの種類や用量を変更したり、抗認知症薬を加えたりなどしながら経過をみている。 幸い、易怒性を含む周辺症状が全く無い方である。長谷川式テストの点数は変動しながら低下しても、全体的には穏や…
「自分の経験を世の中に役立てる」ために論文を書き、発表する。 これは、医者の重要な仕事の一つである。 その論文が別の研究者の目に留まり、新たな発想が生まれ次の研究に繋がっていく。医学に限らず、学問の発展の影には常に先人の研究結果がある。 巨人の肩の上 -…
先日、一般向けの市民公開講座で講演を行った。タイトルは、 【栄養面から考える生活習慣病と認知症(バランスの良い食事とは?)】 後で主催者に聞いたところ450人以上の入場者だったらしい(会場のキャパシティは300人)。広告の力は偉大なり。 講演終了後のアンケー…
久しぶりに真性多血症の方に出会ったので、備忘録を兼ねて紹介する。
当院は脳神経外科なので、老若男女問わず頭痛のご相談をよく受ける。 今回紹介するのは、8歳男児。採血してみると、予想通りの結果であった。
出勤前にNHKを見ていたら目に飛び込んできたニュース。 業界は反発するのだろうけれど、個人的には大歓迎である。
「認知症の確定診断をお願いします」という言葉を聞くたびに、蘇る苦い記憶がある。そして同時に、 「その確定診断とは、誰のための、何のための診断ですか?」 という想いが心に浮かぶ。
今回は、ある事情によりいつの間にか抗認知症薬を卒業していた方をご紹介。 薬を続けようが続けまいが、いずれ長谷川式テストの点数などは下がっていく。テストの点数を基準にし続けるよりは、「生活全般の質が低下していないか?」という視点で見続けることの方が大…
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