鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【症例報告】初診時の説明は、あとになって役立つことがある。

AVIM(無症候性脳室拡大)という概念がある。 www.ninchi-shou.com 画像上は水頭症が疑わしくても、その時点で症状に乏しければ様子観察でもよいと思う。 ただし、「将来的に水頭症が顕在化することは十分にあり得る」ということを強調しておけば、いざという時に思い…

夫婦別々で話を聞くことは、時に必要である。

外来では通常、患者さんとご家族いっしょに話をきく。概ねそれで問題はない。 しかし時に、患者さんに同伴したご家族が伴侶であった場合、ご夫婦別々で話を聞くことがある。

【書評】『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』を読んで。

書評に名を借りた、いつもの自分語り。 素養があれば、あっという間に読める。素養がなければ、眼からウロコの連続だろう。

学校検診でピロリ菌の尿中抗体を調べるという試みについて。

鹿児島県では、平成29年度の新規事業として、県内の高等学校、特別支援学校高等部、高等専門学校及び専修学校(以下、「高等学校等」という。)の1年生のうち、保護者の同意を得られた生徒を対象として、学校検診の尿検査の献体の一部を利用し、尿中ピロリ菌交代の有無に…

2年越しで届いた、患者さんへのメッセージ。

これまでに何度か、認知症患者さんから「先生はエクボが出るね」と言われたことがある。 ちなみに、ご家族からは一度も言われたことはない。

高齢者に「服薬管理マシーン」は必要か?

Bloombergから。 www.bloomberg.co.jp

白内障の手術をしても大丈夫かどうかを、眼科医から確認されることについて。

手術は通常、執刀医(もしくは執刀医が所属する専門科)の責任の下に行われる。 ただ、全身麻酔の手術で、かつ緊急ではない予定手術であれば、心臓を含めた全身状態が全身麻酔に耐えうるのかどうかを事前に循環器科や麻酔科に相談することはある。

認知症を隠れ蓑にして無罪を主張したのか?

JCASTニュースから。 www.j-cast.com

低力価スタチンで1.9倍、高力価スタチンで2.6倍、糖尿病発症リスクが上昇したというニュース。

CareNetから。 www.carenet.com

認知症サポート医を1万人まで増やしても・・・

NHK NEWS WEBから。(リンクしていたNHK記事は後に削除。)

LPシャントで復活して、2年が経過した正常圧水頭症の患者さん。

以前ブログで紹介した方の経過報告。 www.ninchi-shou.com

「認知症予防の新たな標的、グルコースピーク」というニュース。

CareNetから。 www.carenet.com

H2-blockerのプロテカジン(ラフチジン)で誘発された幻視。

胃薬で幻視が誘発されていた方を紹介する。