先日、一般診療科(普段うつ病を専門的には診ない診療科)の医者を対象とした、製薬メーカー主催のうつ病の勉強会に参加した。 内容だが、教科書的なことを中心に、SSRIの使い方のような話に差し掛かったところで、残念ながら所用があり中座したのだが、聞けた範囲で…
以前ブログで紹介した方の、その後の経過について報告。 フェルガードの種類や用量を変更したり、抗認知症薬を加えたりなどしながら経過をみている。 幸い、易怒性を含む周辺症状が全く無い方である。長谷川式テストの点数は変動しながら低下しても、全体的には穏や…
「自分の経験を世の中に役立てる」ために論文を書き、発表する。 これは、医者の重要な仕事の一つである。 その論文が別の研究者の目に留まり、新たな発想が生まれ次の研究に繋がっていく。医学に限らず、学問の発展の影には常に先人の研究結果がある。 巨人の肩の上 -…
先日、一般向けの市民公開講座で講演を行った。タイトルは、 【栄養面から考える生活習慣病と認知症(バランスの良い食事とは?)】 後で主催者に聞いたところ450人以上の入場者だったらしい(会場のキャパシティは300人)。広告の力は偉大なり。 講演終了後のアンケー…
久しぶりに真性多血症の方に出会ったので、備忘録を兼ねて紹介する。
当院は脳神経外科なので、老若男女問わず頭痛のご相談をよく受ける。 今回紹介するのは、8歳男児。採血してみると、予想通りの結果であった。
出勤前にNHKを見ていたら目に飛び込んできたニュース。 業界は反発するのだろうけれど、個人的には大歓迎である。
「認知症の確定診断をお願いします」という言葉を聞くたびに、蘇る苦い記憶がある。そして同時に、 「その確定診断とは、誰のための、何のための診断ですか?」 という想いが心に浮かぶ。
今回は、ある事情によりいつの間にか抗認知症薬を卒業していた方をご紹介。 薬を続けようが続けまいが、いずれ長谷川式テストの点数などは下がっていく。テストの点数を基準にし続けるよりは、「生活全般の質が低下していないか?」という視点で見続けることの方が大…
予期せずして運転免許証を取り上げられた高齢者は、混乱し憤り我を失う。家族も心を傷め、右往左往する。 「そうなる前に準備しておかなかったのが悪い。自己責任だ」という意見を耳にしたことがあるが、「高齢化社会では明日は我が身」という考えを持つ人ならそ…
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