鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

脳神経「外科」医としてのキャリアを終えた日に想うこと。

今日が勤務先での最終出勤日であった。 外来を終えた後に自分のクリニックに向かい、そこでCTやレントゲンなどの機材の確認を行った。いよいよという気分である。

シチコリン2000mg+シンメトレルロケットで、覚醒改善が得られたケース。

介入当初の喜びから一点、試行錯誤が続いた一年間であった。 flickr photo shared by @polsifter

LP(VP)シャント手術で留置した圧可変式バルブが、裏返しになった場合の対応について。

シャント手術の後で、皮膚の下に埋め込んだバルブ(体外から髄液の流れ方を調整できる)が裏返しになってしまうことがある。 今回は、その対処方法について説明する。 ☆ボカシをかけてはありますが、手術中の写真が出てきます。苦手な方は回れ右でお願いします…

第二回認知症治療研究会に参加しました。

今回は演者としても参加させて頂くこととなった第二回認知症治療研究会。 パシフィコ横浜のメインホールが会場だったが、会場近辺は横浜マラソンで賑わっていた。

認知症診療における「合成の誤謬」について

ふと頭に浮かんだことを書き留めておく。 via Flicker

徐々に悪化していくのを改善させられないまま、施設入所となった70代女性

様々な工夫を試みるも改善に至らず、別れの日がやってきた。力不足を痛感させられた症例のご紹介。

糖尿病の治療薬に、大腸癌の発症を予防する効果がある?

糖尿病治療薬でピンときた。

プロトンポンプ阻害薬(PPI)と認知症発症の関連について。

あちらを立てれば、こちらが立たず。 flickr photo shared by Hey Paul Studios

(私的)改訂クリクトン尺度の使い方。

70代女性、ピック病(前頭側頭葉変性症)の改善例から考えた、改訂クリクトン尺度の使い方。

介入から1年2ヶ月経過したピック病の方をご紹介。

91歳女性、長谷川式テスト13/30点。ご家族の希望で治療介入。

前回記事はこちら。 www.ninchi-shou.com 今回の方も前回同様、自分は「年齢相応かな?」と感じたのだが、最終的には医療介入を行うことになった。その最たる理由は、息子さんの 衰えていく母親を見続けるのが忍びない・・・ という想いを感じたからである。

93歳女性、長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)は18/30点。認知症が疑われると紹介。

今後このような紹介が増えてくるような気がする。

99歳の女性に励まされる、40歳の脳神経外科医(ありがたや)

自分の物忘れ外来を訪れた方では、過去最高齢である。

「認知症予防にパチンコを導入」という動きについて思うこと。

微笑ましいような、今後が心配なような、そんなお話。 flickr photo shared by torisan3500

抗認知症薬の増量規定とは?

「物忘れの相談に行ったら、初診でこのような処方が出ました。大丈夫でしょうか?」 ある患者さんとそのご家族が、相談に来られた。 その時見せて頂いたお薬手帳が以下。

抗認知症薬を止めることは、そんなに難しいことなのだろうか?アリセプト10mgを中止、ウインタミンを開始して改善が得られた方をご紹介。

外来で試されるのは想像力。 flickr photo shared by @boetter

認知症に効果があるとされる、プラズマローゲンとは?

外来で患者さんやご家族に質問されることが多いので、まとめておきます。 認知症:ホタテ・プラズマローゲンがその治療と予防を一新する

LOVA(長期存続型著明脳室拡大)に対する、第3脳室底開窓術について(各論的な話)

脳外科医をやっていると、たまに出くわすLOVA。 疾患概念と、その治療について紹介する。

水頭症を分類してみよう(総論的な話)

水頭症とは、簡単にいうと 頭に水がたまって悪さをする病気 であるが、もう少し詳しく説明してみる。

「先生、脇腹から白いモノが出てきたんだけど・・・」

見た瞬間、しばし言葉を失いました・・・。

前頭側頭葉変性症のサブタイプが難病指定に。

朗報ですね。 medical-tribune.co.jp

コリンエステラーゼ阻害薬の副作用を分析した報告。

ケアネットで見かけた記事のご紹介を。 コリンエステラーゼ阻害剤の副作用である「精神神経系障害」は、やはり多いようだ。 flickr photo shared by CJS*64 A man with a camera

ココナッツオイルとアリさん達の不思議な関係

ある日の夕方の出来事。 医局でコーヒーを飲んでいたところ、呼び出しがあった。急いで飲み干して病棟に向かい、仕事を終えてそのまま帰宅。 翌朝出勤し、デスクの上のコーヒーカップを見て驚いた。

メトホルミンは不老不死の妙薬?

興味深いニュース。 「寿命120歳」不老薬に現実味 実は安価な糖尿病薬 米で臨床試験許可 (1/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ) 糖質制限を絡めて、以下でちょっと考察を。 flickr photo shared by AfghanistanMatters

薬を飲んでいないと不安な高齢者。

ある日の外勤先での出来事。 初めてお目にかかる90歳の女性。パーキンソン病と高血圧症の診断で通院中。 杖を使って歩行可能、疎通も良好でお一人暮らし出来ている方である。 flickr photo shared by Dean812

「長谷川式テストは30点満点、だがしかし・・・」というケース。

明けましておめでとうございます<(_ _)> 今年も鹿児島認知症ブログを宜しくお願いいたします。 では新年最初の投稿です。