まず気になったのは、初見時にアルツハイマーの印象を全く受けなかったこと。 その患者さんは、DLBやCBDの方が呈するどことなく暗い表情で入室された。変性性認知症疾患の場合、これまでブログで取り上げてきたピック感やレビー感など、初見で「お?」と思わ…
高齢者の器質的な原因のない頭痛や、頭がわんわん症候群(仮)に対して、少量のウインタミンが治療的なことがある。 何故効くのか?について調べてみたことを書いてみる。ついでに、ウインタミン(クロルプロマジン)の歴史や作用機序などについても少し書いてみ…
今回紹介するのは 「入院直後で手術という段取りをしていたら、今頃は・・」 と考えさせられた方である。
水頭症手術に対して行われるシャント手術。術後に髄液流量を調整する必要が生じた際には、バルブ圧変更を行う。シャントバルブ圧調整の実際を紹介する。
赤ワインで認知症予防! よく見かけるフレーズである。 正確には、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種である、レスベラトロールという抗酸化物質による予防効果が期待されている、ということである。予防に役立つなら、治療にも役立つのでは?そんな発…
まず前提として、 手術を受けるかどうかを最終的に決めるのは患者さんである。 医者は、手術のメリットやデメリットについて適切な説明を心がけるのみである。ただし、圧倒的にメリットが大きい場合には積極的に勧めることはあるし、余りにもリスクが高い場合…
中咽頭癌で闘病中の坂本龍一さん。病状を心配しているファンの人達は多いだろう。最近は安保法案関連のニュースで姿をよく見かけるので、病状は落ち着いているのだと思いたい。 坂本龍一のニュース - 坂本龍一、がん闘病で“完全菜食主義”に - 最新芸能ニュース一…
// 脳神経外科医としてのこれまでの経験を元に、
高齢者医療において、多剤併用が大きな問題となっている。5種類以上の内服薬がある場合、副作用発現のリスクが急上昇する、というデータもあるようだ。 高齢者の服薬は5種類までにしてそれ以上の薬はやめるべき | マイナビニュース 必要があって、かつ適切に…
以前当ブログでオキシトシンについて紹介したことがある。 www.ninchi-shou.com ちなみに、オキシトシンとは母乳産生に作用するホルモンであるが、それ以外にも様々な働きを持つことが知られている。 (Wikipediaより引用)
以前、頭痛の治療で紹介したこの方。 www.ninchi-shou.com その後順調に経過していたが、この度晴れて外来を卒業できたのでご報告する。
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