鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

確定診断は出来ずとも、治療は続く

初診時の診断は正しいか? そうもいかないことの方が多いのが、今の自分の力量である。

河野和彦先生の鹿児島講演会に参加してきました。(2015年4月26日)

// 3時間の講演でDrのみ対象であった。(翌日は一般向け講演もされた)。 100席用意されていたようだが満席だったと思う。改めて世間のコウノメソッドに対する期待を感じた日であった。

たまたま見つけた脳萎縮の進行から、色々なことを想像する。

周辺症状制御の成功例、フェルガードの威力

フェルガード100Mで中核症状が改善、グラマリールで周辺症状が改善。両者の組み合わせが有効であった症例のご紹介。

認知症の中核症状と周辺症状について。

もう何度目かのスライドだが、便利なので今回も使用。 認知症の定義 定義は定義として、では実際の認知症の症状にはどういったものがあるのだろうか。 認知症の中核症状と周辺症状 認知症は、まず中核症状と言われる 記憶障害 遂行機能障害 失語、失認、失行 …

認知症と軽度認知機能障害(MCI)、そして年齢による衰えを鑑別できるか?

正常と病気の境目は、とても曖昧である 認知症の定義については、大体上記の様に捉えている。

レビー小体型認知症の定義と診断、治療について。

DLBの方の紹介が続いたので、この辺りでDLBの定義と診断について簡単にまとめておく。 DLBの定義 Alzheimerの元で働いていたLewyが、1912年にパーキンソン患者の剖検脳にエオジンで赤く染まる小体を発見。これがいわゆる「レビー小体」。

Facebookでブログ開始を告知したところ・・・。

// 多くの方にアクセス頂きました。ありがとうございます。 ボツボツとやっていきますので、よろしくお願いします<(_ _)>

レビー小体型認知症は問診が大事。

聞かなければ適切な介入は始まらない レビー小体型認知症の紹介が続いているが、意図的なわけでは無い。改善が得られやすいからブログに載せやすいというだけかも。

レビー小体型認知症を合併した慢性硬膜下血腫の一例。劇的な改善。

転倒しやすい認知症であるレビー小体型認知症。いつの間にか転倒していて、慢性硬膜下血腫を合併しているかもしれない。

病型診断より症状改善(周辺症状)を優先するべき。アドオンしたメマリーが効を奏した一例。

病型に当てはまらない症例 元々通常外来に通っていらっしゃった患者さん。 ご家族とご本人から、モザイクなしの画像使用の許可を頂いた。くも膜下出血のクリッピング術後で外来通院中であったが、徐々に同居の夫に対する金銭妄想や嫉妬妄想が出現した。

認知症診療に目覚めた症例。精神発達遅滞で施設入所中にレビー小体型認知症を発症した方。

認知症外来が始まる前日に飛び込みで来院された患者さん。 精神発達遅滞があり長らく施設入所中。ここ最近急激に活気低下、食欲不振、体幹傾斜を認めるようになったとのことで施設スタッフが連れて来院。