嘘のような本当の話。
日刊薬業から。 nk.jiho.jp
今回紹介するのは、寮生活を送りながら部活を頑張ってきた女子高生。ある時期から練習についていけなくなり、頭痛や不眠、低血圧で悩まされるようになった。 心療内科を受診し、下された診断は「適応障害」。次に訪れた心療内科では「うつ病」と診断され、抗うつ薬と眠剤…
多剤併用で害が起きている状態を、ポリファーマシーと呼ぶ。 今回は、足し算医療によるポリファーマシーでバランスを崩していたNSさんをご紹介する。 「何かを足したら何かを引く」のが高齢者医療の鉄則だが、最初からそれを心がけておけばポリファーマシーは激減す…
久しぶりにヒヤリとした経験をご紹介。 高齢男性が、口やかましく厳しい奥さんを尻目に若い女性に鼻の下を伸ばすことを責めるのは酷な気もするが、そのことを奥さんが快く思わないのもまた当然の話。 どちらに付くわけにもいかないのだが、放っておく訳にもいかな…
易怒や興奮を抑えるために、かなりの抑制系薬剤が投入された状態で他院から紹介があったHKさん。 抗精神病薬の影響と思われる身体の固さ、表情の乏しさ(≒薬剤性パーキンソニズム)を認めた為、「精神系の薬が多すぎるので、減らした方がいいと思うのですが」とご家族…
軽度認知障害(MCI)の男性を紹介。 脳萎縮に明瞭な左右差があるため*1、今後MCIからFTLDに移行していくのかを注意深く見守っている。 *1:脳萎縮に明瞭な左右差を認めた場合、前頭側頭葉変性症(FTLD)の可能性を念頭に置く。
HRさんは20代前半の女性である。 職場で何度言われてもミスが減らず、同僚(上司?)から「あなたの記憶力には相当問題がある。病気かもしれないから頭を調べて貰いなさい」と言われて来院された。 以下の経過を追うと、発達障害の中でも注意欠陥障害というものの実態…
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