鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

疑わなければ気づけない正常圧水頭症。気づけなければ改善には繋がらない。

ある診療所から相談のあった患者さんを紹介。 疑わなければ気づけないし、気づけなければ改善には繋がらない。

ソラネズマブ、第三相試験で有効性を示せず製品化を断念。ということは、エーザイ・バイオジェンが開発中のアデュカヌマブは・・・?

アルツハイマー病発症の理由の一つとして考えられているのが、脳へのアミロイドβの蓄積(アミロイド仮説)。 なので、蓄積したアミロイドβを減らしたり、溜まらないようにすることが出来れば、アルツハイマー病の改善に繋がるだろうという発想で様々な試みがなされ…

「サプリメントは本当に効くんですか?」という問いに対して。

年と共に多くの人は健康に不安を感じるようになる。今のところは特に病気を持っていなくても、老後に漠然とした不安を感じている人は多いのではないだろうか?ある報告によると、日本人の96%は老後が心配とのことである。 回答者の96%が「老後に不安あり」。その…

病院嫌いの方を受診に繋げて検査を行い診断し、薬を飲んでもらうことの難しさ。

本人は受診したくないし、薬も飲みたくない。しかし、家族や入居先の施設は悲鳴を上げている。このような状況でよく用いられるのが、「健康診断を受けに行こうよ」と誘い出す手法である。

【症例報告】発症から10年以上経過したパーキンソン病の方。グルタチオン前後の歩行変化は如何に?

口コミで来院された60代の女性の方。 10数年来のパーキンソン病で、内服は

情報がほとんどない状態で治療を依頼されることの難しさ。

かかりつけ医からの情報提供書はない。入居先施設からの情報提供書やスタッフ同伴もない。あるのはお薬手帳と家族の嘆きのみ。 「それでも何とかして下さい」という依頼を受けることがある。

離島の認知症患者さん達が持つハードル。

離島の多い鹿児島ならではの事情だが、種子島や奄美大島、徳之島、屋久島など様々な島から患者さんはやってくる。 極力地元で診て貰えるように配慮しているが、地元の病院や家族が認知症に対する理解が無い場合には、遠路はるばる通院せざるを得ないこともある。

『アルツハイマー病は第3の糖尿病である』という仮説を補強する研究結果。

興味深いニュースを目にした。 economic.jp

セロトニンに関する小考(効率よく幸せになるために何を食べる?)

人の気分に関わるとされる神経伝達物質、セロトニン。 今回は、セロトニンを効率的に増やせるかもしれない、ある一つの食材について述べる。話四分の一ぐらいで読んで頂けたら幸い。