鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

ココナッツオイルとアリさん達の不思議な関係

 ある日の夕方の出来事。

 

医局でコーヒーを飲んでいたところ、呼び出しがあった。急いで飲み干して病棟に向かい、仕事を終えてそのまま帰宅。

 

翌朝出勤し、デスクの上のコーヒーカップを見て驚いた。

何かが群がっている・・・

 

アリとココナッツオイルの関係

 

小さなアリが多数、コップに群がっていた。

 

アリに関する知識は殆どない自分だが、砂糖に群がるという事ぐらいは知っている。しかし、糖質制限をしている自分はコーヒーに砂糖は入れない。

 

しかし、目の前には多数のアリ。一体何が起きているのだろうか?

 

3つの可能性を考えた

 

  1. わずかに残っていたコーヒーの水分を求めて。
  2. 実は、アリはコーヒーに目がない。
  3. 水分、コーヒー、いずれでもない要素に惹かれてやってきた。

1を検証するため、水だけを入れたカップを一日放置してみたが、アリは来なかった。

 

2を検証するために、カップにコーヒーのみを入れた状態で一日放置したが、アリは来なかった。その写真は以下。

 

アリはコーヒーを好むわけではない

 

となると、残りの可能性は3となる。

 

ココナッツオイルを求めてアリが群がってきたのでは?

 

ココナッツオイルのおすすめ

 

普段コーヒーはブラックで飲み、砂糖を入れることはない。ただ、ココナッツオイルを大さじ一杯入れてよくかき混ぜて飲んでいる。

 

元々朝食を摂る習慣はなく、朝はほぼココナッツオイル入りのコーヒー一杯のみ。睡眠後の軽い飢餓状態でココナッツオイルが入ると、効率よく中鎖脂肪酸からケトンが産生される。自分の場合、これで午前中は十分稼働できる。

 

ケトンやココナッツオイル(中鎖脂肪酸)の効能については、下記記事をご参考までに置いておきます。

 

www.ninchi-shou.com

 

アリのエネルギー代謝について2分ほど調べてみた結果、

 

  • トレハロース(二糖類)をグルコースに変換してエネルギー源としている(Wikipediaより)
  • 糖質、脂質、タンパク質をエネルギー源として利用している(昆虫の生物学{第2版}より)

 

ぐらいしか分からなかったので想像でしかないのだが、脂質を利用できるのであれば、ひょっとすると人間と同じようにアリ達もグルコースとケトンを主なエネルギー源として利用しているのかもしれないと思った次第。

 

  アリはケトンで生きている(〇文社)

 

誰か書いてくれないかな、売れないだろうけど・・・(チラッ)

 

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