鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

Bloggerから、はてなブログに引っ越してきました<(_ _)>

//

認知症って一体、どんな病気なの?

認知症とはどのような病気?その症状や種類について説明。認知症を疑った場合にお勧めの、簡単な診断テストを紹介する。質問はたったの二つ。

【糖質制限実験】糖質制限パンを食べると、血糖値はどの程度あがるのだろうか?

先日、とある会に参加したときのこと。「認知症関連で10分ほど講演を」と依頼があったので、 認知症予防には糖質制限が有用である といった内容で話をしたのだが、その後にご自身も糖質制限に取り組んでいらっしゃるという方(以下Kさん)から声を掛けて頂いた…

レビー・ピック複合(LPC)の急激悪化例の治療。

「これは急がないといけない・・・」 と初見で感じた方をご紹介。

ごく稀だが、脳腫瘍の方が認知症外来を受診されることがある。

その頻度は約0.3%(自験例) 滅多にあることではないが、物忘れ外来に脳腫瘍の方が来られることがある。こういう時には、初診時の画像評価の重要性を改めて痛感させられる。

アリセプトの効果。長谷川式テストが24点から30点に改善。

切れ味良く効いたアリセプト 状況に応じて柔軟に考えることが重要、という話。

自分が患って実感。副鼻腔炎って結構痛いんですね。

ある朝起きたら、左眼の周囲が痛かった 最初は、枕で圧迫されていたからかな?と思った。しかし、しばらく経っても左眼周囲の鈍痛は消えず、特に左頬に明らかに圧痛があった。こんなイメージ。

短期改善が適わず入院となった、レビー小体型認知症疑いの81歳男性。

レビー小体型認知症疑いで外来フォローが始まった。強烈な幻覚に対して処方調整を様々に試みたが上手くいかず、認知症疾患医療センターに入院が必要となってしまった方をご紹介。

抗認知症薬のリスクとベネフィットに関する報告。

抗認知症薬は本当に効果があるのか?という論文。添付文書通りに処方していたら、メリットは少なくデメリットの方が大きくなる可能性はある。

砂糖に税金がかかる可能性が出てきた。

砂糖に税金がかかる可能性を報じたニュース。「砂糖は健康にとってリスクである」と、はっきり踏み込んだ発言は評価したい。

認知症介護における、成功報酬の導入について。

基本的には賛成だが・・ 改善していますね! このようなニュースを見た。 認知症の重症化防げば成功報酬 公文、自治体向けサービス :日本経済新聞 公文教育研究会(大阪市)は慶応大学などと組み、認知症の重症化を防いだ場合だけ成功報酬を受け取るサービ…

89歳女性、神経原線維変化型老年期認知症(SD-NFT)疑いの改善例。

神経原線維変化型老年期認知症(SD-NFT)疑いの方をご紹介。長期経過でゆっくり進行する認知症で、アルツハイマー型認知症とよく間違われているであろうことが推測される。

年金個人情報流出問題について

個人情報の一元化は危ない 今後に様々な影響が出そうなこのニュース。 年金機構の125万件情報流出 職員、ウイルスメール開封 :日本経済新聞 ネットに繋がった端末からウイルス感染が起きた、という時点でセキュリティ対策が杜撰だったことは否めない。 所詮ヒュ…

87歳女性、長谷川式テスト18/30点。どう考える?

嗜銀顆粒性認知症(AGD)を疑った方。フェルガード100M内服による効果が出ている。

混合型認知症を、マルチミックスと便宜的に呼んでみる。

何から手を付けるべきか悩んだら 基本的には、ご家族の要望を聞きながら決めていけば良いと考えている。 食欲を取り戻して欲しい→短期間の少量ドグマチール+プロマックDの食欲セット 夜にしっかり眠って欲しい→翌朝持ち越しや転倒に充分気をつけながら眠剤処…

「治った」と言えるであろう、特発性正常圧水頭症(iNPH)の改善例。

特発性正常圧水頭症の治療において、「高齢」という理由だけで治療を忌避する必要はない。中には、臨床的に治癒してしまう方もいるのである。

59歳男性、脳血管性認知症。レミニールで著明に改善。

レミニールでV字回復 脳梗塞後に、急激に認知機能低下を来しているとのことで紹介を頂いた方。

脳血管性認知症?それともレビー小体型認知症?

両方の可能性を視野に入れて治療を始める 短期間で急激に物忘れ症状が出現してきた、とのことでご紹介頂いた方。

妻が入院したらやさぐれた。これは認知症なのか?

生活が荒れたら認知症? 94歳男性の、認知症病型診断及び評価の依頼を受けた。

「栗田貫一さんがピック病(前頭側頭葉変性症)疑い」というニュース。

栗田貫一さんが前頭側頭葉変性症疑い、というニュース。モラル・ハラスメント(モラハラ)と思われていたが、実は認知症症状であった、という気づきに繋がることを期待する。

アリセプトの副作用(徐脈)で意識消失発作頻発。短期間で10mgまで増量されていた81歳女性。

認知症=アルツハイマーの恐ろしさ。安易なアリセプト処方は、致命的な副作用に繋がる危険がある。

大脳皮質基底核変性症(CBD)を頭部CTで診断。きっかけは頭部打撲。

大脳皮質基底核変性症(CBD)が、頭部打撲をきっかけに撮影したCTで疑われた方。脳萎縮の左右差で気づかれることがある。

「食事由来のコレステロール目標量を撤廃」のニュース。

食事から摂取されるコレステロールの目標量が撤廃された(2015年厚生労働省発表)。脂を控えてヘルシーに!という考えが、見直され始めている。

初診から1年経過。フェルガード100M+ココナッツオイルで6ヶ月経過した現在・・・

フェルガード100Mとココナッツオイルで経過観察中のアルツハイマー疑いの女性。臨床的にはほぼ治癒していると言える。

アルツハイマーのリスクを下げる、「MIND食」とは?

アルツハイマー発症のリスクを下げるとの報告があったMIND食。MIND食=DASH食+地中海食と考えたらよさそうだ。

頭がわんわん症候群=頭内爆発音症候群?

頭がわんわんする=頭内爆発音症候群。 根本的治療法とは言えないだろうが、症状緩和にウインタミンが一役買える可能性はある。

メマリー+フェルガード100Mで穏やかに過ごせるようになった82歳女性。

メマリーの使い方について説明。上手に使えば抗精神病薬の減量が出来ることがある。また、フェルガードと併用することで更に高い効果も期待できる。

動作緩慢で声は小さく、暗い表情の高齢者を見かけたら・・・

レビー小体型認知症。それは「動作緩慢・声が小さい・表情が暗い」といった特徴で気づくことが出来る。

「スタチンの内服で、2型糖尿病を発症するリスクが高まる」という報告。

スタチンの内服で糖尿病発症のリスクが46%上昇するというフィンランドからの報告。

優秀なケアマネージャーとは?

コウノメソッドを勉強しているケアマネージャーさんは心強いパートナーになる。