個人情報の一元化は危ない
今後に様々な影響が出そうなこのニュース。
年金機構の125万件情報流出 職員、ウイルスメール開封 :日本経済新聞
ネットに繋がった端末からウイルス感染が起きた、という時点でセキュリティ対策が杜撰だったことは否めない。
所詮ヒューマンエラーはゼロには出来ない訳で、その上でシステムをどう構築するか、という点が重要になる。
マイナンバー制度は大丈夫か?
平成27年10月から開始となるマイナンバー制度。
社会保障や税などに関する個人情報を一元化することで、行政の効率化や国民の利便性が高まる、と期待されている。
しかし、今回の様な流出事件がもしマイナンバー制度で発生した場合、情報が一元化されているが故に、その被害はより深刻となるであろう。
最も重要なのは、
「安心してサービスを受けられること」
である。その前提の上で「効率化」や「利便性」は語られるべき問題だと考える。
強靱なシステムには、適度な「遊び」や「冗長性」が必要だと思う。これは必要なコスト、とも言い換えられる。国民みんなが乗っかるシステムであれば、最も優先されるべきはこの「強靱さ」ではないだろうか。
そのようなことを考えながら、今回のニュースをみている。