鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

2014-01-01から1年間の記事一覧

グルタチオン著効例。

パーキンソン歩行が速やかに改善 外来で歓声が沸いた。

DNTC(石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病)化を捉えた?

脳の萎縮と石灰化、DNTCとの関連はあるのだろうか? それはそれは怒りっぽい患者さんだった。高血圧とてんかんで3年間経過をみてきたが、毎回スイッチが入ったように外来で怒鳴りちらし、その後ケロッとしている姿が印象的だった。

J-ADNIデータ操作について

製薬会社と研究者の癒着 J-ADNIに関わっているのはエーザイだけではないが、このニュースを読む限りではエーザイがやらかしたのではないか。東大教授の残念ぶりは言うまでもない。

物忘れ外来受診患者さん、多いです。

もの忘れ外来の新患、1ヶ月強で50人 鹿児島市内に戻ってきて1ヶ月経過しました。 先日、物忘れ外来(予約、飛び込み両方含め)の受診者が50人を超えました。 前任地では1年で初診110人程度だったので、かなりのハイペースと言えます。患者さんの数の増加、社会…

介護者の苦悩②

家族だけが介護者ではない 先日投稿した下記記事に対して、メールで感想を頂いた。ご本人の許可を得たので一部抜粋して掲載する。

認知症の診断は画像優先?それとも症状優先?

認知症の実際の症状とMRIやCTの画像、どちらが大事? 複数の認知症疾患を合併しているかもしれないケースに出会った時、各々の要素に対してどのように治療の優先順位をつけるかが求められる。

介護者の苦悩①

認知症外来をしていると、時にヒヤリと感じることがある。

頭がわんわん!2人目

シリーズ化となるのか? 以前投稿したケースに引き続き www.ninchi-shou.com 同じような訴えの方が来られた。実は潜在的に相当数いたりするのだろうか・・・ お二人目となると、こちらも慣れたものである(ウソ)。

社会問題としての認知症を、自分事として捉えられるだろうか?

危機感の共有が必要 先日NHKスペシャルで大きく取り上げられた、上記ニュース。 結婚記念日に再開できたことを美談として前面に押し出す報道もあったが、それよりも

鎮痛剤を使わない頭痛の治療?

痛み止めが効かない頭痛 前回に引き続き、???という患者さんの紹介。

頭がわんわん!

脳神経外科の扱う領域=首から上のコト全て? 「それは眼科や耳鼻科にご相談を」というような訴えでも、「まずは頭の中が心配だから」ということで脳神経外科を受診される方は多い。 勿論、通常外来においては頭痛や肩こり、めまいフラツキなどが最も多いのだ…

特発性正常圧水頭症(iNPH)のシャント手術による改善例

今回は、いわゆるtreatable dementia(治りうる認知症)の代表格とも言える特発性正常圧水頭症(iNPH)について。

認知症を合併していく施設入所者。

いつの間にか認知症になっていた方 認知症ブログもといレビーブログの様な気がしてきたが、気のせいだろう世間はゴールデンウィーク真っ只中。

認知症の種類について。

認知症の病型について 毎度毎度の定義から。 これを上位概念として、実際の認知症の種類は

確定診断は出来ずとも、治療は続く

初診時の診断は正しいか? そうもいかないことの方が多いのが、今の自分の力量である。

河野和彦先生の鹿児島講演会に参加してきました。(2015年4月26日)

// 3時間の講演でDrのみ対象であった。(翌日は一般向け講演もされた)。 100席用意されていたようだが満席だったと思う。改めて世間のコウノメソッドに対する期待を感じた日であった。

たまたま見つけた脳萎縮の進行から、色々なことを想像する。

周辺症状制御の成功例、フェルガードの威力

フェルガード100Mで中核症状が改善、グラマリールで周辺症状が改善。両者の組み合わせが有効であった症例のご紹介。

認知症の中核症状と周辺症状について。

もう何度目かのスライドだが、便利なので今回も使用。 認知症の定義 定義は定義として、では実際の認知症の症状にはどういったものがあるのだろうか。 認知症の中核症状と周辺症状 認知症は、まず中核症状と言われる 記憶障害 遂行機能障害 失語、失認、失行 …

認知症と軽度認知機能障害(MCI)、そして年齢による衰えを鑑別できるか?

正常と病気の境目は、とても曖昧である 認知症の定義については、大体上記の様に捉えている。

レビー小体型認知症の定義と診断、治療について。

DLBの方の紹介が続いたので、この辺りでDLBの定義と診断について簡単にまとめておく。 DLBの定義 Alzheimerの元で働いていたLewyが、1912年にパーキンソン患者の剖検脳にエオジンで赤く染まる小体を発見。これがいわゆる「レビー小体」。

Facebookでブログ開始を告知したところ・・・。

// 多くの方にアクセス頂きました。ありがとうございます。 ボツボツとやっていきますので、よろしくお願いします<(_ _)>

レビー小体型認知症は問診が大事。

聞かなければ適切な介入は始まらない レビー小体型認知症の紹介が続いているが、意図的なわけでは無い。改善が得られやすいからブログに載せやすいというだけかも。

レビー小体型認知症を合併した慢性硬膜下血腫の一例。劇的な改善。

転倒しやすい認知症であるレビー小体型認知症。いつの間にか転倒していて、慢性硬膜下血腫を合併しているかもしれない。

病型診断より症状改善(周辺症状)を優先するべき。アドオンしたメマリーが効を奏した一例。

病型に当てはまらない症例 元々通常外来に通っていらっしゃった患者さん。 ご家族とご本人から、モザイクなしの画像使用の許可を頂いた。くも膜下出血のクリッピング術後で外来通院中であったが、徐々に同居の夫に対する金銭妄想や嫉妬妄想が出現した。

認知症診療に目覚めた症例。精神発達遅滞で施設入所中にレビー小体型認知症を発症した方。

認知症外来が始まる前日に飛び込みで来院された患者さん。 精神発達遅滞があり長らく施設入所中。ここ最近急激に活気低下、食欲不振、体幹傾斜を認めるようになったとのことで施設スタッフが連れて来院。

認知症ブログを始めます。

// 「ナマの認知症診療」に関する百科事典(encyclopedia)を目指して