鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

認知症高齢者の見守りに、QRコードが付されたシールを利用。

 色々なアイデアがあるものだ。

 

www.gizmodo.jp

 

  BBCの報道によると、埼玉県入間市が認知症患者の身元特定のための、QRコードのついた爪用シールの配布を始めました。高齢者が徘徊してしまった時のために、自治体の中には高齢者にQRコードを配布しているところは他にもありますが、爪に貼るというアイデアは新しいもの。(上記リンクより引用)

 

シールを開発した会社のリンクは以下。

 

オレンジリンクスのホームページ | 爪Qシール®でご高齢者を見守りたい

 

爪で身元確認というアイデアは面白い。気になるのは

 

  • 本人が気づいて剥がす可能性は?
  • 本人を見つけた人が、爪のシールに気づかない可能性は?

 

といったところか。

 

"本人に気づかれないように足の爪に"というアイデアもあるだろうが、そうなると、本人以外の人に更に気づかれにくくなってしまうのは難点か。

 

人口15万人ほどの入間市の、後期高齢者の数はおよそ15000人ほど(同市HPより)。認知症の方の人数までは分からないが、今後どのような成果が出てくるか、続報に期待。

 

個人的には、「虹彩認証*1」が出来れば理想的だとは思う。

 

虹彩認識 - Wikipedia

*1:コストのことはひとまず置いておいて・・・