以前、グルタチオン点滴による改善例として報告した女性。介入開始から1年3ヶ月が経過。その後の経過報告。
一度目はグルタチオンで、二度目はシチコリンの力で復活を遂げた。
flickr photo shared by Luz Adriana Villa A.
88歳女性 レビー小体型認知症(DLB)
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初診時の様子は、上をご参考に。
介入開始から半年後
グルタチオン点滴の為に、当院近くの高齢者住宅に最近引っ越された。
幻視が凄いと。待合いでも「そこにライオンがいるねぇ」と穏やかに話す。怖がる様子はなく日常生活を妨げることもないので、これは様子見で。グルタチオン2800mg。
介入開始から9ヶ月
調子良い。体幹バランスもしっかり。
歩行状況を撮影した動画は以下。初診時は車椅子で歩行困難であった方である。
介入開始から10ヶ月
傾眠がち、日中の眠り込みが増えたかなと。
食欲は大丈夫。足の出方は今一つか。
介入開始から11ヶ月
歩いて来院。
最近やはり日中傾眠らしい。
今回からグルタチオンは2000mgに減らし、シチコリン500mgを入れる。
介入開始から1年
活気はやや上がり、食欲もある。
しかし歩行が徐々に衰えてきた。
今回からソルコセリル4mg追加し、グルタチオンは1600mgに一旦落とす。
介入開始から13ヶ月
傾眠がち、と付き添いの妹さんが嘆く。
歩行能力、覚醒いずれも低下傾向かな。
ビタミンB1追加を検討していたが、先にシチコリンを1000mgに増量。グルタチオンは1200mgで。覚醒が上がれば、シチコリンは更に1500mgに増量を。元々易怒性は全く認めない方。
介入開始から15ヶ月
前回シチコリン1500mgを使用後、明らかに覚醒していると。昼寝はほとんどしなくなったと。
これは、本人も自覚している。以前より眠くなくなったと。
内服は当面維持でいいだろう。幻視を考慮して、シンメトレルは今のところ不要かな。
(記録より引用終了)
今後の予定
覚醒状態改善のめどがついたので、再度歩行に関してのアプローチを考えていく。具体的には
- グルタチオンを2000mgあたりまで再度増量
- ソルコセリルを8〜12mgまで増量
- ビタミンB1の追加
このようなアイデア。ご家族のご希望を聴きながら、一緒に取り組んでいく。
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