鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

煽動され続ける人々。

紅麹サプリメントの報道に関して思うこと。

 

報道とは客観的事実を伝えることだが、現時点で言える客観的事実とは、

 

【腎不全で入院した患者が、紅麹サプリメントを飲んでいた】

 

である。

 

原因物質なるものが特定されないまま、一企業が一瞬にして追い詰められていく様子は異様と言うほかない。

 

疑義を呈した者には立証責任が生じる。法治国家としての最低限のこのルールは、マスコミには適用されない。

 

「当社製品に疑義が生じたので、いったん販売を止めて市場から製品を回収し詳しく調べ、改めて報告します」

 

という常識的な対応を会社が行う猶予は、残念ながら与えられなかった。

 

翻って、

 

【ワクチン接種後に具合が悪くなった、命に関わった人が大量にいる】

 

という客観的事実を、彼らは素早く正確に報道したであろうか。

 

否。

 

多くの国民にワクチンを接種させることで集団免疫を達成するという国策に加担した手前、ワクチン事業に不利な情報の報道を控えたのだと考える。報道しない理由を彼らが説明することは、通常ない。

 

集団免疫がワクチンによって達成されたかどうかについては、説明不要だろう。

 

大東亜戦争、オイルショック、TPP加盟、例のワクチン、ジャニーズ問題等々。

 

煽動に容易に反応する人々が一定数以上いるからこそ、煽動は商売として成り立つ。

 

妬み、嫉み、恐れ、ルサンチマン。

 

世のあらゆる俗情を掘り起こして結託し、立証責任を問われることなく、「視聴者の知る権利」や「人権」を盾にしながら、彼らの無敵の商売は続いていく。

 

 

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マスコミのダブルスタンダード

DALL-Eにて作成