Gigazineから。
gigazine.net
Impossible Burgerはベジタリアンやビーガンなど信条を理由に動物の肉を食べない人たちでも食べられるという動物の肉を使っていないハンバーガーですが、開発の目的はベジタリンのためではありません。
牛肉や豚肉を作るために牛や豚を飼育することで、地球では大量の牧草や飼料が必要で、肉牛の飼育で言えば大量の水を必要とするために水不足が懸念される中で、地球規模の環境問題にもなっているとのこと。肉を得るために動物を育てることが原因で起こっている地球規模の環境問題を解決する手段として、植物由来の人工肉を普及させるのがImpossible Burgerを開発するImpossible Foodsの大きな目標です。
Impossible Burgerは、大麦、ココナッツ、大豆などの植物からタンパク質を採取して組み合わせることで、味、栄養価、見た目まで牛肉にそっくりな人工肉を科学的に作り出しているとのこと。植物由来のヘムを使って赤身の色を再現したり、肉汁まで再現するこだわりようで、一見すると植物由来の人工肉だとは気付かないレベルです。(上記リンクより引用)
食用家畜を育てるコストを下回ることが可能となれば、一気にブレイクする可能性あり。
栄養は?
気になるタンパクや脂肪の含有量だが、
www.consumerreports.org
上記サイトによると、
As for nutrition, three ounces has 220 calories, 13 grams of fat, 11 grams of saturated fat, 21 grams of protein, and 470 milligrams of sodium.
"3オンス(約85g)の人工肉でカロリーは220kcal、13gの脂肪、11gの飽和脂肪酸、21gのタンパク質、470mgの塩分"
となる。
飽和脂肪酸多めの配分は好印象。その他、ビタミンB群や亜鉛、ヘムの追加といった配慮もなされているようで、バランスはよさげ。
ただ1点、タンパク源の一つがGigazineでは「大麦」と書いてあったのだが、上記サイトでは「wheat(小麦)」である。
ここは、グルテンアレルギーの人は気になるところだろう。
糖質制限者として、ちょっと気になるニュースのご紹介でした<(_ _)>。