(引用開始)
実用化が待たれます!
アルツハイマー病の発症を予測できるかもしれない、新しい血液検査が開発中です。
キングス・カレッジ・ロンドンなどの研究チームによって、アルツハイマー病と関連性のある10個の血中タンパク質が特定されました。研究チームは、アルツハイマー病の患者476人を含む1,148人を対象に、認知機能の低下に関係すると知られている26個のタンパク質を解析しました。この解析によって、それらのタンパク質の10個から、軽度の認知障害を抱える人が1年以内にアルツハイマー病を発症するかどうか、90%の確率で予測できることがわかりました。
これまでにも、アルツハイマー病のための血液検査はありましたが、どれも実用化は難しいとされてきました。しかし、新しく開発されているものは、血液中のタンパク質を用いるので、より簡単に低コストで検査できると期待されています。
今のところアルツハイマー病を完治させる治療法は見つかっていませんが、早期発見ができれば薬で病気の進行を遅らせることができます。また、研究チームによると、今後はより多くの人を対象に臨床研究を行い、2年以内の実用化を目指しているそうです。
(2014年7月17日のGIZMODOより引用)
Abstractしか確認出来なかったが、この血液検査は感度85%で特異度88%らしい。
アミロイドPET+髄液中のAβ及びリン酸化タウの測定+今回の採血検査
アルツハイマーに関しては、上記の様な方法で生前にほぼ確定診断がつく時代が、すぐそこに来ているようだ。
- 軽度認知機能障害の時点で将来的なアルツハイマー発症がほぼ確定した際には、超早期の薬物介入がどれほどの効果をもたらすのか?
- 早期にアルツハイマーと診断がついた症例が、どのぐらい経過した時点で他の変性性認知症疾患を合併してくるのか?
- 超早期介入によって、他の変性性認知症疾患の発症を抑制しうるのか?
興味は尽きない。
※参照