第一次産業従事者の仕事は、高齢や何らかの病気で動けなくなるまでは一生続くものである。同じ手順で同じ作業を積み重ねて収穫に辿り着く。
第三次産業従事者の仕事は、事務処理以外は対人サービスの提供である。これは、退職後に継続して出来ることではない。
ともすれば怠惰に流れる日常から自分を守ってくれるのは、長年続けてきた慣れた作業のように思う。
そう考えると、認知症患者さん達がみせる常同行動*1は、あたかも自分の存在を確かめるような、もしくは自分を守るための行動のように思えてくる。
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