低侵襲な治療(予防)に期待
このようなニュースを見つけた。

東京大学・キリン・小岩井乳業の共同研究グループによると、アルツハイマー病の症状を再現したマウスに市販のカマンベールチーズから調製した餌を与えた結果、ミクログリアが活性化され、アミロイドβの減少と脳内の炎症が緩和されたことが確認されました。
ミクログリア(microglia)は中枢神経系の免疫担当細胞である。
その過剰な暴走が変性疾患の原因になる、という説もあれば、炎症が起きている場所に集積し、修復に関わっているという説もある。個人的には、後者の考えがしっくりとくる。 また、
一方、豪州クイーンズランド大学の研究グループではアルツハイマー病を再現したネズミの脳に超音波を送ったところ、ミクログリアが活性化されて脳内のアミロイドβが劇的に減少し、その後75%のマウスにおいて記憶能力と空間認知能力の改善されたことを確認しました。
超音波でミクログリアが賦活される、という記載も。
超音波といえば、rTMS(反復経頭蓋刺激療法)が、うつ病の治療や神経リハビリテーションで注目を集めている。
カマンベールチーズは癖があるので、高齢者が食べてくれるかは何とも言えないが、壮年者で糖質制限やMEC食で既にチーズ摂取を行っている方は、予防のため積極的に取り入れてよいのかも。
渡辺 信幸
講談社
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