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鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

講演会って何だろう?

雑記 雑記-報告

 

勤務医だと、カンファレンスなどを通じて他のDrと症例検討を行ったり議論をしたりすることで、自分の仕事内容を振り返ったり気づきを得たりすることが出来る。しかし、開業医は基本的に1人仕事である。

 

自己研鑽の為のinputについて、今の自分がどのように考え、また工夫しているかについて書いてみる。

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冬場に介護をする際に気をつけたい、マスクのこと。

介護の話題

 

先日、ある患者さん(以下、Aさん)のケアマネージャーから問い合わせがあった。

 

  最近意思の疎通が図れなくなってきました。また、怒りっぽくなり、通所サービスを利用する他の患者さんに対して攻撃することがあります。どうしたらいいでしょう?

 

ちょうどその日が、Aさんの診察日であった。

 

診察の時にAさんと話をしたが、コミュニケーションはまずまずとれる。また、語義失語を強く認めることもない。

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抗酸化治療の工夫について【グルタチオン+ビタミンB2、B5】

認知症以外の症例 認知症以外の症例-FG療法(フェルガードやグルタチオンなど)

 

当院はグルタチオン点滴療法を行っている。

 

当初の対象患者はレビー小体型認知症やパーキンソン病、つまり筋固縮や小刻み歩行といった"パーキンソニズム"を持つ方達であったが、その後PSP(進行性核上性麻痺)やCBD(大脳皮質基底核変性症)といったパーキンソン関連疾患と位置づけられる難病、そのほか脳卒中後の失調歩行などにも適応を拡げつつある。

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頭痛や肩こり、不眠の背景にある質的な栄養失調について。

認知症以外の症例 認知症以外の症例-鉄欠乏

 

医学生時代に

 

  女性患者を診たら、妊娠を疑え

 

と教わった記憶がある。"閉経前の女性の様々な悩みの背景に、本人が気づいていない妊娠が隠れている可能性があるので注意せよ"、という戒めである。

 

実際にそのような症例に出くわすことは稀だが(自分の記憶にあるのは1人だけ)、妊娠の可能性に気づかずに放射線検査をオーダーしてしまうかもしれない危険性などを考えると、たしかに重要な教えである。

 

しかし、閉経前の女性の様々な悩みの原因となる「頻度」でいうならば、もっと重要なことがある。それは、

 

  女性患者を診たら、鉄タンパク質欠乏を疑え

 

である。

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【実験】ビタミン・ケトン療法(VKT)を始めるに先だって、まずは自分で試してみた。

雑記 雑記-実験シリーズ

 

VKTとは、「パラダイムシフト好きの外科医のブログ」にて提唱された、ガンに対する治療法である。

 

自分の理解では、

 

  1. ガンに対する兵糧攻め目的で、スーパー糖質制限を行う。エネルギー摂取をタンパク質と脂質に頼るため、身体はケトーシス(高ケトン)の状態になる。
  2. 総ケトン体の血中濃度が1000μmol/Lを超えるとガンに対する治療効果が高まる。また、殺ガン作用のある高濃度ビタミンC点滴の効果が増強され、かつ量の節約も可能となる。
  3. 人為的に高ケトンの状態を作り出すために、補液としての点滴は糖フリーとし、アミノレバンやイントラリポスなどのアミノ酸製剤、脂肪製剤を積極的に使用する。経口ではMCTオイルやバター、生クリームなどを積極的に使用する。
  4. ビタミンは、Cのみならず脂質タンパク代謝に必要なビタミンB群も積極的に使用する。鉄や亜鉛、マグネシウムといった代謝補酵素となるミネラルも十分に補給する。

 

このような感じである。

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糖質制限を始めてからビタミン・ケトン療法(VKT)に至るまでの、大体の流れ。

認知症以外の症例

 

糖質制限者となって5年が経過し6年目に入った。この間、おおよそ4年間はスーパー糖質制限で過ごしていると思う。

 

これまでの経過を、ターニングポイントとなった書籍を紹介しながら総括しておく。

 

①きっかけになったのは、たまたまタイトルに惹かれて手にしたこの本。

 

天才と分裂病の進化論

 

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【報告】4年間の認知症外来の結果。

用語や定義、データなど

 

いつも当ブログをご覧になって下さり、誠にありがとうございます<(_ _)>

 

2016年は自分にとって「クリニック開業」という節目の年になりました。

 

2014年4月に始めた当ブログは、2016年8月19日に累計100万PVを達成。現在、月間およそ10万PVでUUは3万人程。ゆっくりとではありますが、成長しています。

今年の締めくくりとして、2012年11月から2016年12月2日までの、約4年間の認知症外来データをまとめてみましたのでご覧下さい。

 

ちなみに、ここで出したデータは全て、「認知症外来初診時における診断結果」です。そして、「アルツハイマー型認知症+特発性正常圧水頭症」といったような複数の認知症疾患を初診時で併発している場合や、進行性核上性麻痺や大脳皮質基底核変性症といった稀少変性疾患は、【Other】に分類してあります。

 

また、診断にあたっては全例で頭部CT及び長谷川式スケールを施行しています。その他、上肢筋固縮の確認等の神経学的検査を行っていますが、MIBG心筋シンチその他の核医学的検査はほぼ行っておりません。悪しからずご了承下さい。

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