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鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

スタチンを用いることで、アルツハイマー病のリスクを減少させることができる?

雑記 雑記-書評・論文評価・考察

 

同様の研究はこれまでも行われてきており、その結果は否定的だと思っていたのだが。

 

今回、CareNetで見かけた記事から考えたことを、文中記事を引用しながら書いていく。

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【症例報告】釣藤散で頭痛が消失。

認知症以外の症例 認知症以外の症例-頭痛

高齢者の「首から上の」慢性的なお悩みに、釣藤散が著効することをしばしば経験する。

 

慢性的なお悩みとは、頭痛であったり頭重感であったり、めまいや耳鳴りであったりと様々である。また、使っている間に血圧が下がってくることもしばしば経験するので、内服中の降圧薬減量に繋がることもある。

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「統計学的に正しい」=「医学的に正しい」?

雑記 雑記-書評・論文評価・考察

 

ある薬が世に出るためには通常、プラセボ(偽薬)もしくは同ジャンルの他剤との比較対照試験を行い、最低でも非劣勢(劣ってはいない)を示す必要がある。

 

いつものようにアリセプトを例に取るが、添付文書からは以下のような試験を経て世に出たことが分かる。

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納得いかないディオバン事件の結末。

雑記 雑記-ニュースの感想

ディオバン事件とは何か。

 

  ディオバン事件(ディオバンじけん)とは、高血圧の治療薬であるディオバン(一般名:バルサルタン)の医師主導臨床研究にノバルティス日本法人のノバルティスファーマ社の社員が統計解析者として関与した利益相反問題(COI: Confilict of Interest)、および、臨床研究の結果を発表した論文のデータに問題があったとして一連の論文が撤回された事件を指す。(Wikipediaより引用)

 

先日、東京地裁で判決が言い渡された。その結果は、なんと「無罪」。

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認知症初期集中支援チームから、初めて案件依頼がありました。

雑記 雑記-報告

 

地域包括支援センターから認知症初期集中支援チームへの委嘱を受けて、そろそろ1年近く経つ。

 

しかし、相談の案件が全く来ないので「本当に活動実体があるのかな?」と思っていたところ、先日やっと一件目の相談があった。

 

聞くところによると、1年弱の間に35件の案件が発生し、それぞれの対象者が住んでいる地域の近くで仕事をしているチーム医に依頼が来るシステムのため、全く関わっていない医者も結構いるらしい。

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道路交通法改正によって医者が引き受けることになる「損害賠償請求」のリスク。

雑記 雑記-報告

以下、認知症関連学会が連名で作成した、「認知症高齢者の自動車運転に関する専門医のための Q&A 集」から引用。発行日が本日(平成29年3月14日)なので、できたてホヤホヤである。赤文字強調部分は筆者によるもの。

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