鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

【妄想的小考】薬を販売するための巧妙な戦略。

 

『「処方せんチェック虎の巻」改訂版 上』という本がある。

 

「処方せんチェック」虎の巻 改訂版 上 (日経DI薬局虎の巻シリーズ)
澤田 康文
日経BP社
売り上げランキング: 466,536

2009年の本で古くはあるが、その中で興味深い一節を見つけたのでご紹介する。

続きを読む

社交について感じていること。

勤務医時代よりも意識して、患者さん達に愛想良く振る舞おうと努力している自分がいる。院長が無愛想なクリニックには、誰も来たがらないだろうから。

 

医師の愛想や機嫌の良さは、患者さんやご家族に安心して頂くために必要なスキルということは理解しているので、そこは自分でも不思議なほど無理なく振る舞えている。そのおかげかどうかは分からないが、過去に患者さんやご家族と大きく揉めたことは記憶にない。

続きを読む

バランス感覚を欠いた専門医療は、高齢者にとって凶器になり得る。

 

とある消化器内科クリニックと心療内科クリニックに通院中であった、高血圧などを持つ独居の80代後半の女性(HSさん)をご紹介する。

 

経過中に心療内科で認知面低下を指摘され、〇〇病院を紹介された。そこで「アルツハイマー型認知症+パーキンソン病」と診断されてアリセプト5mgとマドパー1錠x2が処方された。この処方で何らかの改善があったのかどうかは不明であるが、そのまま心療内科で継続となっていた。

 

さらに経過中に、消化器内科クリニックで心不全を指摘された。そして、循環器科のある病院に入院となった。

続きを読む

ナイアシン処方の工夫について。

 

統合失調症の方を数名診ている。

 

長年の経過で陽性症状は既に枯れ、陰性症状メインの方達である。みなさん抗精神病薬は精神科が処方しており、当院では生活習慣病対策を行っているのだが、少しでも抗精神病薬の減量に繋がればと考えてナイアシンを処方している。

続きを読む