鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

【症例報告】脳萎縮に明確な左右差がある男性。

軽度認知障害(MCI)の男性を紹介。 脳萎縮に明瞭な左右差があるため*1、今後MCIからFTLDに移行していくのかを注意深く見守っている。 *1:脳萎縮に明瞭な左右差を認めた場合、前頭側頭葉変性症(FTLD)の可能性を念頭に置く。

【症例報告】注意欠陥障害の成人女性。

HRさんは20代前半の女性である。 職場で何度言われても仕事でミスが目立ち、同僚(上司?)から「あなたの記憶力には相当問題がある。病気かもしれないから頭を調べて貰いなさい」と言われて来院された。 以下の経過を追うと、発達障害の中でも注意欠陥障害というもの…

【症例報告】PSP+iNPHの方。

今回は、PSP(進行性核上性麻痺)+iNPH(特発性正常圧水頭症)を合併していたNMさんをご紹介する。 前医の脳神経外科でPSPを指摘され、グルタチオン点滴が開始されていたが、効果は感じていなかった。 当院で初回1600mgでグルタチオン点滴を行ったところ即座に歩行に…

『「治る認知症」見つける事前検査、7割行われず』というニュース。

朝日新聞DIGITAL2018年8月26日版より引用。

【症例報告】Mガードについて。

認知症サプリメントのフェルガードを販売しているグロービアが昨年、Mガードという新たなサプリメントの販売を開始した。 最初にMガードの自験例を、その次に、Mガードを使用しているご家族の観察記録を紹介する。

自分語りをしながら、便秘について語る。

今回は、ほぼほぼ自分語り。

Hunt症候群と診断してステロイドを処方した後に、糖尿病が発覚。

ある30代女性のHunt症候群の治療で経験したことをシェアする。

【症例報告】切れ味良くイクセロンパッチが効いた84歳女性。

「イクセロンパッチやリバスタッチが効くときは、大体こんな感じだよね」という典型例をご紹介。 「アルツハイマーね、ハイ薬ね」ではなく、じっくりと考えてもらい決断してもらったというプロセスが重要で、そこに本人も加わっているというのが更に重要。 初診で認知…

高齢発症の側頭葉てんかんについて。

MMさんは84歳の男性である。 当院のもの忘れ外来を受診したが、長谷川式テストはほぼ満点だった。認知症の可能性はほぼなかったのだが、「記憶が飛ぶ」、「ボーッとしている」という訴えから、認知症ではない別の病気の可能性が浮上した。

終わりを迎えた父。

容態悪化の報を受けて父の入院先に向かって車を走らせる道すがら、幼い頃の記憶を手繰っていた。

製薬会社が主催する講演会で発表するスライドは、事前検閲を受けるという話。

「検閲」という言葉をご存じだろうか。 検閲(けんえつ)は、狭義には国家等の公権力が、表現物(出版物等)や言論を検査し、国家が不都合と判断したものを取り締まる行為をいう。(Wikipediaより引用) 日本の歴史上では、敗戦後の日本でGHQが行った検閲が有名で…

進行性核上性麻痺(PSP)の画像所見について。

進行性核上性麻痺(PSP)とは、 垂直方向の眼球運動障害 姿勢障害による易転倒性 頚部体幹優位の固縮や寡動などのパーキンソン症状 認知機能低下 などを主症状とする、進行性の神経変性疾患である。詳しくは、前回記事をご参考に。 www.ninchi-shou.com 今回は、PSP…

進行性核上性麻痺(PSP)について。

進行性核上性麻痺(PSP)とは、 垂直方向の眼球運動障害 姿勢障害による易転倒性 頚部体幹優位の固縮や寡動などのパーキンソン症状 認知機能低下 などを主症状とする、進行性の神経変性疾患である。 「目は見開き気味で認知機能低下があり、身体は固い。首を後ろに…

病型診断だけでは片手落ち。

言葉によるコミュニケーションがうまくいかない時に考えること。

じりじりと経過していく時間。

頭部打撲を切っ掛けにお付き合いが始まった87歳独居の女性。初診時数分のやり取りで、認知機能低下をきたしていることはすぐに分かった。 既にかかりつけ医があり、かつ残薬が家に溢れているという状況だったため、当院が濃厚に介入することで混乱を招くことを恐…