鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

オキシトシンでコミュニケーション能力改善?臨床試験開始のニュース。

認知症への適応拡大も期待したい



レインマン サヴァン症候群



自閉症に対するオキシトシンの大規模臨床試験について。

 

青年期自閉スペクトラム症への継続オキシトシンスプレーの効果は点鼻用量と遺伝的個人差の影響を受ける | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

 

 

自閉症(じへいしょう、Autism[1])は、社会性の障害や他者とのコミュニケーション能力に障害・困難が生じたり、こだわりが強くなる精神障害の一種。先天性の脳機能障害とされるが、脳機能上の異常から認知障害の発症へといたる具体的なメカニズムについては未解明の部分が多い。時に、早期幼児自閉症、小児自閉症、あるいはカナー自閉症と呼ばれる。一般的には、発達障害の一種である自閉症スペクトラムのうち、いわゆる従来型自閉症と呼ばれるもの(あるいはスペクトラムピラミッドの頂点に近いところに位置している状態)を、単に「自閉症」と称することが多い。(Wikipediaより引用)



これは期待。ここから更に認知症への適応拡大に繋がればと思う。個人的には、ピック病の患者さんに良い効果が得られるのでは?と考えている。

下記は経済の本ですが、共感ホルモンと言われるオキシトシンについて上手くまとめてあり、一読の価値ありです。

 

経済は「競争」では繁栄しない
ダイヤモンド社 (2013-08-05)
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