認知症の方のみ利用できる施設
それがグループホームである。
正式名称は、「認知症対応型共同生活介護」。
(老人福祉施設やまとHPより引用)
特別養護老人ホーム(特養)や老人保健施設(老健)などは、認知症ではない高齢者でも利用できる。
しかし、グループホームを利用できるのは認知症の方のみである。
平成12年に制度化され、現在全国には約11000ヶ所あると言われる。
「共同生活介護」の名の通り、認知症の方9人で共同生活を営むスタイル。
よって、施設側が充分な介護を提供するというよりは、
- 今ある能力を活用してもらう
- 入居者同士、協力し合ってもらう
- それらを少人数、小規模で行う
このあたりが、グループホームの大きな特徴と言えるだろう。
グループホームの今後の課題
2015年度からは、特別養護老人ホームへの入所条件が要介護3以上となる、と言われている。
特養でカバーしきれない、しかし介護は必要な方達が、グループホームや老健施設へと移ってくることが予想される。
国の方針は在宅重視なのだろうが、そうスムーズに移行出来るとは思えない。
今後コウノメソッドにおける「家庭天秤法」などを柔軟に用いることの出来るグループホームが増えてくることを願う。
介護難民となってしまう可能性のある認知症の方達及びご家族にとって、コウノメソッドを用いることが出来るグループホームや老健は、重要な受け皿となるのではないか?
また施設側にとっても、他所では周辺症状のために(主に陽性症状)受け入れ困難な方を、「ウチでは対応可能ですよ!」と言えたら、強いアピールポイントになると思う。
どうでしょう?