亜鉛を含む胃潰瘍の薬、プロマックD(一般名:ポラプレジンク)。 この度、添付文書改正の案内が届いた。
これは全ての患者さんや家族、また患者さん予備軍、そして工夫しながら少量投与を続けてきた医師達にとって、とても意義のあるニュース。 以下、ニュースより抜粋。
欧米ではその有効性が実証されている(らしい)アリセプト23mg。 アメリカでは2010年に承認取得、アジアでは韓国が2013年に承認取得している。 (上記画像はこちらよりお借りしました) 人種差や体格差などから、欧米人がアジア人よりも高用量を許容できる可能性はあ…
あちらを立てれば、こちらが立たず。 flickr photo shared by Hey Paul Studios
「物忘れの相談に行ったら、初診でこのような処方が出ました。大丈夫でしょうか?」 ある患者さんとそのご家族が、相談に来られた。 その時見せて頂いたお薬手帳が以下。
ケアネットで見かけた記事のご紹介を。 コリンエステラーゼ阻害剤の副作用である「精神神経系障害」は、やはり多いようだ。 flickr photo shared by CJS*64 A man with a camera
ある日の外勤先での出来事。 初めてお目にかかる90歳の女性。パーキンソン病と高血圧症の診断で通院中。 杖を使って歩行可能、疎通も良好でお一人暮らし出来ている方である。 flickr photo shared by Dean812
よその薬を減らすことが、仕事の3割近くを占めるようになりました。あくまでも体感ですが。 flickr photo shared by University of Salford
高齢になるにつれて、咀嚼や嚥下に必要な筋力は徐々に低下していく。 認知症患者さんや脳卒中後の方では、その頻度は更に上がる。嚥下困難が問題になるのは、誤嚥性肺炎や窒息に繋がるからである。
高齢者医療において、多剤併用が大きな問題となっている。5種類以上の内服薬がある場合、副作用発現のリスクが急上昇する、というデータもあるようだ。 高齢者の服薬は5種類までにしてそれ以上の薬はやめるべき | マイナビニュース 必要があって、かつ適切に…
レビー小体型認知症なのにアルツハイマー型認知症と誤診された方。それでもアリセプトの用量を少量にしておけばよかったものを、添付文書通りに増量した結果、一気に悪化してしまった、更にその挽回のために抗うつ薬まで処方されていた。
こういう風に話を聞いてもらったことは、12年間で一回もありませんでした。本当に「一回も」ありませんでした。ありがとうございました。 このように仰り、外来をあとにしたある患者さんの奥さん。 憤り、理解、そして未来へのわずかな希望。約20分間の外来で、様々な想…
若年性アルツハイマー型認知症疑いで経過をみている方をご紹介。 試行錯誤しながら、あっという間に一年以上が経過した。
厚生労働省から、メマリーに対する添付文書改訂の通告があったようだ。 認知症薬メマリー、横紋筋融解症の恐れも- 厚労省、添付文書改訂の周知を | 医療介護CBニュース 2012年4月以降、同剤の投与後に、骨格筋の細胞が融解したり、壊死したりすることによって…
抗認知症薬は本当に効果があるのか?という論文。添付文書通りに処方していたら、メリットは少なくデメリットの方が大きくなる可能性はある。
認知症=アルツハイマーの恐ろしさ。安易なアリセプト処方は、致命的な副作用に繋がる危険がある。
スタチンの内服で糖尿病発症のリスクが46%上昇するというフィンランドからの報告。
認知症に対しては、細心の注意を払った少量の抗精神病薬処方が許されなくなる? 患者さん達に吉と出るか、凶と出るか。
3例に肝機能障害が発現、うち1例は死亡 2月17日に厚労省から添付文書改訂の指示が出たようだ。
効果を感じられなくても、アリセプトは続けるべきだろうか? 前回からの続きで、アリセプト継続の是非について考えてみる。 www.ninchi-shou.com
認知症治療において、抗精神病薬は重要な薬剤であると個人的には思っているのだが、例のFDA報告の影響が大きいのか、基本的には抗精神病薬は使わずに治療しましょう、という考えが好まれるのだろう。抗精神病薬については、下記をご参考に。 抗精神病薬 - Wi…
このようなニュースを発見。厚労省 認知症薬レミニールの「使用上の注意」改訂指示 重大な副作用に皮膚症状を追記
足底貼付でも脱落例はある 50代女性、アルツハイマー型認知症の方。 背部へのイクセロンパッチ貼付で治療を開始し、活気の上昇と自発性向上が得られていた。 しかし、貼付開始当初から強い掻痒感を訴えていた。4ヶ月ほどは最小容量の4.5mgで背部貼付を行い、そ…
以前紹介したケース。 www.ninchi-shou.com 「LPC(レビー・ピック複合)+脳梗塞+アリセプトの悪影響」 この記事では、上記のような方に対して、どのように治療を組み立てたかを述べた。 今回は、 「意味性認知症+正常圧水頭症疑い+アリセプトの悪影響」 を呈して…
初診後3週間で見違えるように改善したが、薬剤増量で徘徊が起きてしまった方を御紹介。
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