鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

用語や定義、データなど

【2018年まとめ】6年間の認知症外来診断結果報告。

今年の締めくくりとして、2012年11月20日から2018年12月18日までの、約6年間の「認知症外来初診時における臨床診断結果」を報告する。

気になっている側頭葉の画像所見について。

外来をしていると、「これはどういう意味があるのかな・・・?」という画像に出くわすことがある。そしてそれは、一つのシリーズのように続くことがあるから不思議だ。 以前、小脳の萎縮が気になるという記事を書いたが、 www.ninchi-shou.com 今回は側頭葉、特に内側面で…

「85歳以上の高齢者の17%が抗認知症薬を使用」というニュース。

このニュースは、世間にどう捉えられるだろうか。 mainichi.jp

【2017年まとめ】5年間の認知症外来結果報告。

いつも当ブログをご覧になって下さり、誠にありがとうございます<(_ _)> 今年の締めくくりとして、2012年11月20日から2017年12月2日までの、約5年間の認知症外来データをまとめてみました。 ちなみに、ここで出したデータは全て「認知症外来初診時における臨床診…

認知症サポート医を1万人まで増やしても・・・

NHK NEWS WEBから。 www3.nhk.or.jp

「韓国の研究チームが韓国人の脳内地図を完成、認知症の予測に効果」というニュース。

Record Chinaから。 www.recordchina.co.jp

【ちょっとした総括】今の自分の認知症診療について。

約2年6ヶ月経過をみてきたレビー小体型認知症の患者さんが、病状の進行に伴い通院困難となってきたため、近医にお引っ越しとなった。 「そろそろ通院が大変になってきて・・・申し訳ないのですが・・・」と頭を下げる娘さんに、こちらも深く頭を下げる。 「この方やご家族…

プレタールの血管拡張作用が良くわかる画像。

4年程前の症例を紹介。 50代女性、脳梗塞後遺症の方。MRAで右後頭動脈に高度狭窄(硬化性変化)を認めていた。そのVR画像が以下。

【2016年まとめ】4年間の認知症外来の結果。

いつも当ブログをご覧になって下さり、誠にありがとうございます<(_ _)> 2016年は自分にとって「クリニック開業」という節目の年になりました。 2014年4月に始めた当ブログは、2016年8月19日に累計100万PVを達成。現在、月間およそ10万PVでUUは3万人程。ゆっくりと…

「認知が進んだ」とか「認知が入っている」などという表現を、医療介護現場から払拭したい。

「毎度ありがとうございます→まいどあり」 「焼酎ハイボール→酎ハイ」 「就職活動→就活」 言葉を略する力が高い(好きな?)日本人。造語能力が高いとも言えようか。

認知症診療における「合成の誤謬」について

ふと頭に浮かんだことを書き留めておく。 via Flicker

【2015年まとめ】3年間の認知症外来結果報告。

今年最後の投稿です(多分)。 2012年11月20日から2015年12月5日までの約3年間に、当認知症外来を受診された方は延べ869名。漏れも相当数ありますが、ひとまず確認出来た数を元に分析を試みました。

軽度認知障害(MCI)の概念と、その対応について。

高齢になれば認知機能が衰えてくるのは当然であるが、 「こんなはずじゃないのに・・・もっと出来るはずなのに・・・」 と、考え悩んでしまう方達がいる。 これは、ある程度致し方ないことである。誰しも自分の老いは認めたくないものだから。逆に、 「年をとっ…

認知症ではないのに認知症と診断される?

先日、「認知症ではない方に抗認知症薬が処方されている」という内容のニュースがNHKで報道された。 NHKが取り上げることで、事の重大性が世間に周知されることに期待したい。恐らく、全国的には年間数万人レベルで不要な抗認知症薬処方が行われていると推測する。

保険診療と自由診療、そして混合診療解禁について。

保険診療内で出来る事は多いが、グルタチオン点滴療法やビタミンC大量点滴、ソルコセリル8mgなど、保険診療内では決して到達出来ないレベルの改善が得られる世界がある。 www.ninchi-shou.com 保険診療とは?自由診療とは?混合診療とは何か? 現在の日本の医療制度…

認知症って一体、どんな病気なの?

認知症とはどのような病気?その症状や種類について説明。認知症を疑った場合にお勧めの、簡単な診断テストを紹介する。質問はたったの二つ。

失神とは?脳神経外科を受診する前に知っておきたい4つのこと。

失神でまず疑うべきはTIAか? 脳神経外科に紹介されてくる患者さんの紹介状でよく見かける、「〇月〇日に失神がありました。TIA(一過性脳虚血発作)が疑われるので、精査をお願いします」という文言。気を失ったら脳神経外科へ、というある種のコンセンサスが…

アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)とは?

認知症の代名詞的存在 アルツハイマー博士が1905年(抄録発表は翌1906年)に発表した、主に海馬と頭頂葉が萎縮してくる、脳の変性疾患。

【2014年まとめ】2年間の認知症外来結果報告と、抗認知症薬の使い分けについて。

今年最後の投稿です いつも当ブログをご覧になって下さり、誠にありがとうございます。今年の締めくくりとして、平成26年12月2日時点での認知症外来データをまとめてみました。以前のデータについては下記をご参照下さい。

レビー小体型認知症とは?

レビー小体型認知症の特徴や気づくポイント、レビースコアやバランス8の紹介。

前頭側頭葉変性症とは?

前頭側頭葉変性症について概説。ピック病と意味性認知症をしっかり理解することが大切。

認知症外来データ公開(連続206例)

認知症の病型データ 以前掲載した認知症外来データを更新したのでご報告。 www.ninchi-shou.com 前回はこのような感じであった。

前頭側頭葉変性症について

前頭側頭葉変性症の概念と分類 前頭側頭変性症(FTLD)は、前頭葉と側頭葉前部を病変の首座とする変性疾患を包括する臨床病理学的概念。 アルツハイマー病やレビー小体型認知症に次いで頻度の高い認知症疾患。 ピック病と意味性認知症が多い。

認知症の種類について

認知症の病型について 毎度毎度の定義から。 これを上位概念として、実際の認知症の種類は

認知症の中核症状と周辺症状について

もう何度目かのスライドだが、便利なので今回も使用。 認知症の定義 定義は定義として、では実際の認知症の症状にはどういったものがあるのだろうか。 認知症の中核症状と周辺症状 認知症は、まず中核症状と言われる 記憶障害 遂行機能障害 失語、失認、失行 …

認知症と軽度認知機能障害(MCI)、そして年齢による衰えを鑑別できるか?

正常と病気の境目は、とても曖昧である 認知症の定義については、大体上記の様に捉えている。

レビー小体型認知症の定義〜診断〜治療について。

DLBの方の紹介が続いたので、この辺りでDLBの定義と診断について簡単にまとめておく。 DLBの定義 Alzheimerの元で働いていたLewyが、1912年にパーキンソン患者の剖検脳にエオジンで赤く染まる小体を発見。これがいわゆる「レビー小体」。