鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

その他の認知症

開業を決意するきっかけになった、ある患者さんのこと。

この方との出会いがなければ、開業を決意することはなかったかもしれない。勤務医として脳神経外科手術を続けながら、合間で外来診療を行っていたと思う。

お財布に優しいウインタミン。

抑制系薬剤のウインタミンで、可愛らしい変化を遂げる方達が少なからずいる。不思議な薬である。 flickr photo shared by Namor Trebat

施設退去の危機を回避。アリセプト中止と眠剤変更で劇的に落ち着いた方。

余計な薬はやめる。必要があれば変更するか少し加える。 今回は、ほんの微調整のみで落ち着いた方をご紹介。

フェルガード100M内服で一年経過した、軽度認知障害(MCI)の80歳女性。

フェルガードで好調を維持している軽度認知機能障害(MCI)の方達は非常に多い。今回は、その中のお一人をご紹介。

アルツハイマー型認知症疑いで紹介された、皮質基底核変性症(CBD)の方。

まず気になったのは、初見時にアルツハイマーの印象を全く受けなかったこと。 その患者さんは、DLBやCBDの方が呈するどことなく暗い表情で入室された。変性性認知症疾患の場合、これまでブログで取り上げてきたピック感やレビー感など、初見で「お?」と思わ…

「突然認知症みたいになってしまったんですけど・・・」というご相談があり、MRIを撮ってみたところ・・

脳皮質下出血を起こしていた 先々週の日曜日に、突然表情がなくなってボーッとなりました。その後も、TVのリモコンの使い方が分からなくなったり、おかしな事を言ったり、まるで認知症になったみたいなんです・・・ このようなご相談があった。2週間様子をみ…

意味性認知症かアルツハイマー型認知症か迷った方。一年後のご様子は?

長谷川式テストの点数は上がっていたが・・・ 初診時でアルツハイマー型認知症なのか、前頭側頭葉変性症の意味性認知症なのか迷うケースは多い。 今回、初診以降はかかりつけ医にお願いしていた方が一年ぶりに来院されたのでご報告。

脳血管性認知症の方、治療開始1年後の経過報告。

脳血管性認知症の治療を開始して一年経過。介入前より改善し、良い状態をキープしている。

レビー・ピック複合(LPC)の急激悪化例の治療。

「これは急がないといけない・・・」 と初見で感じた方をご紹介。

89歳女性、神経原線維変化型老年期認知症(SD-NFT)疑いの改善例。

神経原線維変化型老年期認知症(SD-NFT)疑いの方をご紹介。長期経過でゆっくり進行する認知症で、アルツハイマー型認知症とよく間違われているであろうことが推測される。

87歳女性、長谷川式テスト18/30点。どう考える?

嗜銀顆粒性認知症(AGD)を疑った方。フェルガード100M内服による効果が出ている。

混合型認知症を、マルチミックスと便宜的に呼んでみる。

何から手を付けるべきか悩んだら 基本的には、ご家族の要望を聞きながら決めていけば良いと考えている。 食欲を取り戻して欲しい→短期間の少量ドグマチール+プロマックDの食欲セット 夜にしっかり眠って欲しい→翌朝持ち越しや転倒に充分気をつけながら眠剤処…

59歳男性、脳血管性認知症。レミニールで著明に改善。

レミニールでV字回復 脳梗塞後に、急激に認知機能低下を来しているとのことで紹介を頂いた方。

大脳皮質基底核変性症(CBD)を頭部CTで診断。きっかけは頭部打撲。

大脳皮質基底核変性症(CBD)が、頭部打撲をきっかけに撮影したCTで疑われた方。脳萎縮の左右差で気づかれることがある。

アルツハイマー?レビー?それとも前頭側頭葉変性症?

LPC(レビー・ピック複合) 超高齢者では、診断名に拘るよりも副作用を出さない処方を意識することが大事だと思っている。

慢性硬膜下血腫の術後は身体抑制される可能性大。抑制を回避するには、青木式ツイストドリルという方法がある。

慢性硬膜下血腫=即手術というわけではない 脳神経外科領域において、慢性硬膜下血腫は日常よく遭遇するありふれた疾患である。 比較的低侵襲な手術だが症状は劇的に改善するので、ご本人やご家族からは喜んで頂ける。ただし、必ずしも手術を必要としない、ま…

認知症が治った?フェルガード+ココナッツオイルを3ヶ月間試した結果・・・

ココナッツオイルとフェルガード併用の効果。イクセロンパッチに全く反応しなかった方が、驚くほど改善。

73歳女性、軽度認知機能障害(MCI)。フェルガード著効例の紹介。

今回ご紹介するのは独居の73歳女性。最近迷子になりかけた、とのことで相談に来られた。

長年進行しない認知症の方を見たときに考えること。

嗜銀顆粒性認知症(AGD)の可能性あり 「とりあえず認知症でしょう」の診断?でアリセプトが始まっている方は多い。そのアリセプトを数年間内服しているが、ご家族から見て「良くも悪くも変わらない」というケースもよく見かける。今回紹介するのも、そのよう…

脳血管性認知症+慢性硬膜下血腫。手術不要で抗認知症薬も不要であった例。

脳血管性認知症と慢性硬膜下血腫の合併 いつの間にか脳梗塞を起こし、いつの間にか慢性硬膜下血腫も起こしていた。 今回紹介するのは、そのような方。

MCI(軽度認知機能障害)に対するフェルガードの効果を検証中。

フェルガードで経過観察中の方達

DNTC(石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病)のご姉妹?ということは・・・

Fahr病(ファール病)? DNTCとは、石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病のことで、進行するとピック病と似た症状を呈すると言われている。 www.ninchi-shou.com ちなみに、家族性の場合にはFahr病と呼ぶようだ。

進行性核上性麻痺(PSP)の方がグルタチオンを開始。

進行性核上性麻痺の方を引き継ぐ 5〜6年ほど前から歩行の異常を自覚していた。平成25年10月に、近医で進行性核上性麻痺(PSP)の診断。進行性に悪化する病気だが、治療方法はないと言われた。 その後、ケアマネさんの勧めで名古屋フォレストクリニックを受診。…

レビー・ピック複合(LPC)+特発性正常圧水頭症(iNPH)の86歳男性。初動に失敗し保護入院に・・・。

大急ぎで何とか改善に持っていきたかったが、かなわなかった症例。

78歳男性、脳血管性認知症の改善例。

かつては、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症と併せて、「三大認知症」と言われていた(今も言われている?)、脳血管性認知症。 純粋な脳血管性認知症は、あまり見かけない気がする。この方も、そういったお一人である。

嗜銀顆粒性認知症(AGD)は、治る認知症なのか?

嗜銀顆粒性認知症(しぎんかりゅうせいにんちしょう)とは、どのような認知症?その特徴と対処法について説明します。

レビー・ピック複合(LPC)に、脳梗塞とアリセプトの悪影響が加わる。 どのように改善させたか?

まずは複雑な状況を解きほぐす 前回に引き続き、レビー・ピック複合と思われた方をご紹介。 www.ninchi-shou.com まずは、来院時の状況を動画で。ちなみに、改善を喜んだご家族から、顔出しOKの許可を頂いている。

LPC(レビー・ピック複合)という概念について。

LPCとは? レビー小体型認知症と前頭側頭葉変性症、両方の要素をもつ認知症患者さんに対して、2012年9月に河野医師が提唱した疾患概念のことである。

脊髄小脳変性症(SCD)の女性、濃厚な家族歴あり?

6人兄弟で4人が罹患? 6人兄弟で4人が、同様の症状で65歳までに亡くなった、とのこと。

DNTC(石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病)化を捉えた?

脳の萎縮と石灰化、DNTCとの関連はあるのだろうか? それはそれは怒りっぽい患者さんだった。高血圧とてんかんで3年間経過をみてきたが、毎回スイッチが入ったように外来で怒鳴りちらし、その後ケロッとしている姿が印象的だった。