鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

目は口ほどにものを言う?目で診断するアルツハイマー型認知症。

様々な方法で診断に近づく

 
眼で診断するアルツハイマー
2014年7月29日のGIZMODOより
(引用開始)

医学は進む。
現在、アルツハイマー型認知症の検査には、脳のPETやMRIなどその検査に決して安くはない費用がかかってしまいます。が、最近の研究で、簡単で安価な目のテストでアルツハイマーをチェックする方法があるというのがわかってきました。まだまだ初期段階の話ではありますけれどね。
アルツハイマーは、脳の神経細胞とシナプスの破壊と、プラークとβアミロイドタンパク質の蓄積を引き起こします。オーストラリア連邦科学産業研究機構が率先して進めるある研究は、網膜のタンパク質からその症状を読みとるというものです。これは、タンパク質に反応し、「光るタグ」のような役割を担うクルクミンを被験者が摂取することで、目の中のβアミロイドを目のイメージング検査で見えるようにするという方法。先日、コペンハーゲンで行なわれたアルツハイマーアソシエーションの国際カンファレンスにて発表されたその結果は、従来のものと比較してもひけをとらないものとなりました。また、バイオテクノロジー企業Cognoptix Incの進める別の研究もカンファレンスで発表され、こちらも精度85%をだしています。この研究は、同じくβアミロイドをみつける光るタグの役目となるものを作り出し、眼球の水晶体につけることで、目のレーザスキャンだけでチェックできるという方法。
どちらも悪くはないテスト結果をだしていますが、まだまだ初期段階の話。ほかにも、アルツハイマーの検査として、匂いや血液テストで判断する方法も研究が進んでいます。いずれにせよ、これらの研究が進めば進むほど、高額な検査が不要になる可能性が高くなるのです。頭の中の脳のあれこれが、目や匂いに表れてくる、不思議なものですね。
(引用終了)


原文では感度100%、特異度80%と読める記載もあるが・・・

低侵襲、低コストで検出出来る技術に育つよう期待したい。
 
※引用


GIZMODO

原文