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鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

前頭側頭葉変性症(意味性認知症) 82歳男性

認知症の症例 認知症の症例-前頭側頭葉変性症(FTLD)

 

自立生活可能な前頭側頭葉変性症の方

 
診断をつけて、かかりつけにバトンタッチも大事。というより、全てを自分の外来でフォローするのは無理。
  

意味性認知症 82歳男性 MRIの左右差

 

 

意味性認知症 82歳男性 長谷川式

(記録より引用開始)
 

初診時


脳梗塞後のフォローを兼ねて、認知症の診断をつけて欲しいと紹介。
 
明らかな麻痺の左右差なし
表情は穏やか
独居ADL自立
rigidなし
HDSR10点
遅延再生1点
数字関係0点
ピックスコア4.5点
利き手、右手で左肩OK
ことわざはオウム返し
感情失禁なし
抑うつ傾向なし
 
MRIは基底核の陳旧性梗塞以外に、左側頭葉極の有意差をもった著明な萎縮あり
 
HDSR低得点にも関わらずADLは自立。SD(意味性認知症)を最も考える。
独居なので、パッチは無理。内服はしっかり出来ており、目立ったBPSDはない。
少量レミニールの開始、維持を紹介元に提案。
 
(引用終了)
 
 

脳梗塞後=脳血管性認知症?

 
 
脳出血や脳梗塞を起こした方が認知症症状を呈した場合、それが全て脳血管性認知症というわけではない。
 
単独の認知症疾患としてよりは、むしろ「他の認知症の増悪因子」として重要視していた方が良いと考えている。
 
アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症の方が急激に悪化した場合、「微小梗塞を起こしたのではないか?」という風に。
 
今回はこれで終了。

 

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