鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

雑記

鉄剤の使い方について。

当ブログではこれまでに、鉄補充で頭痛やうつ病が改善した例を報告してきた。 www.ninchi-shou.com www.ninchi-shou.com www.ninchi-shou.com 今回は、個人的な鉄剤の使い方についてまとめてみる。なお、貧血になる原因は複数あるが、ここでは鉄不足を中心に話を進…

父が心不全で入院。

先日、父が心不全で入院した。 www.ninchi-shou.com

【経過報告】ドネペジルを止めて3年経過した男性。

以前当ブログで紹介した方(CMさん)の続報。 www.ninchi-shou.com 抗認知症薬を中止して3年経過したが、認知機能は低下し続けていない。 ということはやはり、CMさんはアルツハイマー型認知症ではなかったということだ。

【実験】グーフィスの使用感。

先日、EAファーマから発売となったグーフィスを試してみた。

一遍の本のように。

自宅やクリニックの本棚に並ぶ本を眺めるたびに、これまでに自分が読書に費やしてきた時間について思い返す。同時に、自分に残された時間についても考える。

診断書には医学的診断しか書けない。しかし、求められているのは社会的診断なのかもしれない。

昨年運転免許を更新出来たのだが、その後なんどか車を擦っているらしい87歳男性KTさん。「運転を止めさせたい」と願う家族に連れられ、不承不承来院された。

円満な世代交代をサポートする仕事。

先日、某所で一般の方向けの講演を行った。 講演を聞いた或る女性が、介護中のご自分の夫を診て貰おうと考え、そのことを遠方に住む息子さんに告げた。

「神経内科」が「脳神経内科」へと名称が変わるというニュース。

Medical Tribuneから。 medical-tribune.co.jp

介護を受けることになった父。

父親が本格的に衰え、介護が必要になった。 昨年は三度転倒し三回入院。最後の入院で、認知機能と運動機能の両方が一気に衰えた。

【書評】「パーキンソン病ー少しずつ減薬すれば良くなる!ー」を読んで。

少し長くなるが、本書巻末からの引用で記事を始めることにする。 日常の外来診察を通じて感じることは、25年前よりもはるかに病状が多様化・複雑化しているということです。特に、PDD(認知症を伴うパーキンソン病)タイプにおいて認知症や精神症状の多様性について…

【書評】「ボーンブロスでやせる(間ファスダイエット)」を読んで。

鈴木功先生の「ボーンブロスでやせる(間ファスダイエット)」を読んだ。

「アルツハイマー病を血液検査で早期発見」というニュース。

国立長寿医療研究センターと島津製作所の研究から。 www.nikkei.com

患者の存在しない世界。

TSさんは脳梗塞で右半身に麻痺が後遺しているが、独り暮らしでADLは自立している方である。 他院から紹介されてお付き合いが始まり1年ちょっとが経過したが、低糖質高タンパク食の栄養指導により、精神科から処方されていた下記の薬剤を

「認知症とパーキンソン症状を主症状とする新たな神経変性疾患を発見」というニュース。

新たな変性疾患が見つかったらしい。 医療NEWSから。 www.qlifepro.com

健康自主管理のお手伝い。

2年近く前になるが、栄養に関する講演を行ったことがある。 キャパシティ350人の会場に約500人が詰めかけるほどの盛況ぶりから、栄養に関する社会の関心が高いことを強く思い知らされ、更に栄養の勉強を積み重ねつつ今に至っている。

「エーザイ、バイオジェンと共同開発のアルツハイマー新薬臨床試験で好結果得られず」のニュース。

新薬の開発とは、本当に難しいものである。 今回の発表を受けて、エーザイの株価は急落している様子。 www.excite.co.jp

診断名に頼らずに、治療の成果を追求する。

変な話かもしれないが、初診時の診断をあまり当てにしていない自分がいる。 認知症外来を始めてからつけている病型分類の内訳があるが www.ninchi-shou.com 全て、「初診時」の診断名を元に作成している。これも、別に確定診断などというつもりはなく、「その要素を…

仕事を続ける動機としての、「贖罪」という意識について。

「今さら医療ミスどうこうを言う気はないのです。ただ、下血で入院するまではあんなに元気だった母が、入院して急に認知症になったと説明されても納得できないのです。」 そう仰ったATさんの息子さんの眼には、涙がにじんでいた。

【妄想的小考】薬を販売するための巧妙な戦略。

『「処方せんチェック虎の巻」改訂版 上』という本がある。 「処方せんチェック」虎の巻 改訂版 上 (日経DI薬局虎の巻シリーズ) posted with amazlet at 17.09.29 澤田 康文 日経BP社 売り上げランキング: 466,536 Amazon.co.jpで詳細を見る 2009年の本で古くは…

「ピロリ菌除菌後のPPI長期使用で胃癌のリスク上昇」というニュース。

Medical Tribuneから。 medical-tribune.co.jp

社交について感じていること。

勤務医時代よりも意識して、患者さん達に愛想良く振る舞おうと努力している自分がいる。院長が無愛想なクリニックには、誰も来たがらないだろうから。 医師の愛想や機嫌の良さは、患者さんやご家族に安心して頂くために必要なスキルということは理解しているので、…

オルタナティブ・ストーリーを生きる。

「自分はこういう人間で、家族はこういう人間で、自分が属する共同体はこのようなもので・・・」 人はみな、このような物語を編みながら生きている。

専門医療の足し算は、高齢者を幸せにするだろうか?

病気を診ずして病人を診よ(高木兼寛) 蓋し名言である。 ある患者さんが、自分の専門領域の病気のみに罹患しているとする。その病気の治療が上手くいき、治癒に成功すれば仕事は終了である。 では、患者さんが自分の専門領域以外の病気に罹患している可能性を感じた…

「困っていない。放っておいてくれ」という人に介入するために必要なこと。

医者という仕事をしていながらこういうことを言うのもアレだが、自分は極力病院にはかかりたくないと思っている人間である。*1 認知症診療をしていて時にやりきれなくなるのは、「私はどこも悪くないし困ってもいなのに、なんで病院にこなくちゃいけないの?」と、怒…

【書評】コウノメソッド流 認知症診療スピードマスター

認知症外来を始めて、そろそろ丸五年が経過する。 外来で得られた各論的知見を、机上の勉強で学んだ総論にフィードバックさせ続け、「自分なりの」総論を模索する日々である。

「なにかあったらいけないから」CTは積極的に撮影すべき?

「なにかあったらいけないから、早めに病院を受診しましょう」 「なにか」を否定したいのが本人ではない場合、「病院へ〜」の促しは慎重にしたいものである。

自院のことを考えつつ、患者さんの満足度に気をつけつつ。

病院を受診し、窓口でお金を払う。領収書を見ると、色々と書いてある。 初・再診料〇〇点 画像診断〇〇点 投薬〇〇点 処置〇〇点 各々を合計して負担率(3割や1割)を掛けた金額が、いわゆる自己負担額である。

認知的不協和と非科学的態度について。

週刊東洋経済(2017年8/12-8/19合併号)に、「抗認知症薬の功罪」というタイトルの記事が掲載された。 週刊東洋経済 2017年8/12-19合併号 [雑誌] posted with amazlet at 17.08.15 東洋経済新報社 (2017-08-07) Amazon.co.jpで詳細を見る 記事を一部抜粋しながら…

夫婦別々で話を聞くことは、時に必要である。

外来では通常、患者さんとご家族いっしょに話をきく。概ねそれで問題はない。 しかし時に、患者さんに同伴したご家族が伴侶であった場合、ご夫婦別々で話を聞くことがある。

【書評】『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』を読んで。

書評に名を借りた、いつもの自分語り。 素養があれば、あっという間に読める。素養がなければ、眼からウロコの連続だろう。