鹿児島認知症ブログ

鹿児島でコウノメソッドや糖質制限を実践している脳神経外科医のブログ

認知症の症例-混合型認知症(MultiMix)

認知症患者家族に念書を書かせる警察。

認知症の進行に伴い高まる徘徊のリスク。 夕方症候群のように特定の時間帯でソワソワし始めることもあれば、前触れなくいきなりいなくなることもある。

【症例報告】アルツハイマー型認知症+特発性正常圧水頭症の男性。

ある治療により現在の状況を好転させる可能性があっても、結果的に年齢を考慮して「もう年だしね・・・」で様子を見ることは多い。それはそれで一つの決断である。リスクを取りにいった結果、逆に具合が悪くなることもあるため、一律にみなリスクを取るべきとは思わな…

正常圧水頭症を合併している混合病態で気をつけていること。

以前、このような記事を書いた。 www.ninchi-shou.com 複数の病態が共存している場合、何から手を付けるかは重要である。緊急で改善すべき点があれば、そこから取り組む。さし当たっての緊急性が無ければ、早めの是正が望ましい点を見つけて、そこに取り組むようにし…

(症例報告)70代女性、レビー小体型認知症と正常圧水頭症合併ケースの治療例

どの時点で介入出来るかで予後は大きく変わりうる。 今回の方は、「間一髪セーフ」といったところか。

(症例報告)80代男性、LPC(レビー・ピック複合)の一発改善例。

今回は考察抜きのケースレポート。 その日の診察終了直前に飛び込み紹介受診。画像データは持参のMRI軸位断のみ。 診察時間もデータも十分とは言えなかったが、初診から2週間後にはご家族が十分満足できるぐらいまで改善してくれた。 ちなみに、認知症外来では今回…

進行性核上性麻痺(PSP)+特発性正常圧水頭症(iNPH)の治療報告

純粋な特発性正常圧水頭症(iNPH)よりも、iNPH+レビー小体型認知症などの合併症例を治療する数が増えている。 www.ninchi-shou.com 今回は、PSP+iNPHの治療経過のご報告。

シチコリン2000mgの世界とは?

ご家族と相談しながら薬の可能性を追求している。緊張感は伴うものの、やりがいのある仕事である。 今回は、シチコリン2000mgで効果を実感出来た例をご紹介。

施設退去の危機を回避!! アリセプト中止、眠剤変更で劇的に落ち着いた方。

余計な薬はやめる。必要があれば変更するか少し加える。 今回は、ほんの微調整のみで落ち着いた方をご紹介。

しつこくしつこく、シチコリン。

認知症が進行し、アパシー(無為)へ向かっていく患者さんには、何はともあれシチコリンを使ってみる価値は十分にあると思う。そのような例を簡単にご紹介。

約3ヶ月歩くことが出来なかった方が、ソルコセリル8mgの点滴で再び歩行可能に・・・!

グルタチオン点滴にソルコセリル8mgを併用し、著明に改善を得た症例をご紹介。

レビー・ピック複合(LPC)の急激悪化例の治療。

これは急がないといけない・・・ と初見で感じた方をご紹介。

多重混合型認知症を、マルチミックスと便宜的に呼んでみる。

何から手を付けるべきか悩んだら 基本的には、ご家族の要望を聞きながら決めていけば良いと考えている。 食欲を取り戻して欲しい→短期間の少量ドグマチール+プロマックDの食欲セット 夜にしっかり眠って欲しい→翌朝持ち越しや転倒に充分気をつけながら眠剤処…

アルツハイマー?レビー?それとも前頭側頭葉変性症?

LPC(レビー・ピック複合)ですね 超高齢者では、診断名に拘るよりも副作用を出さない処方を意識することが大事だと思っている。

内服調整で、慢性硬膜下血腫+ピック病を克服できるか?手術は行わずに経過観察中。

慢性硬膜下血腫=即手術というわけではない 脳神経外科領域において、慢性硬膜下血腫は日常よく遭遇するありふれた疾患である。比較的低侵襲な手術で劇的に改善するので、ご本人やご家族からは凄く喜んで頂けることが多い。ただし、必ずしも手術を必要としな…

77歳男性、慢性硬膜下血腫の術後にピック病の症状が顕在化してきた一例

慢性硬膜下血腫の影響で、ピック病の症状がマスクされていたのか? 慢性硬膜下血腫で手術→その後ピック病的症状が目立ってきた→ウインタミンで改善、という経過をたどった方をご紹介。 表情に変化有り

まず薬物治療で効果を上げ、そして介護で支える工夫が必要。

介護だけで認知症をみていくことは困難である 認知症診療において、薬物治療と介護は重要な車の両輪である。しかし、薬物治療を必要以上に警戒してしまい、その結果適切な治療介入が遅れてしまうケースがある。今回紹介するのは、そのような方。

脳血管性認知症+慢性硬膜下血腫。手術不要で抗認知症薬も不要であった例。

脳血管性認知症と慢性硬膜下血腫の合併に挑む いつの間にか脳梗塞を起こし、いつの間にか慢性硬膜下血腫も起こしていた。 今回紹介するのは、そのような方。

胃瘻の適応とは?胃瘻を考える前に出来ること。

レビー小体型認知症と胃瘻の関係 コウノメソッドによるDLB治療において最も優先順位が高いのが、まずは低活動性せん妄や傾眠などの「意識障害」を取り除くことである。これが上手くいかないと、何も先に進まないのである。今回紹介するのは、レビー小体型認…

認知症治療における優先順位についての考察

以前紹介したケース。 レビー・ピック複合(LPC) 86歳女性 - 鹿児島認知症ブログwww.ninchi-shou.com LPC(レビー・ピック複合)+脳梗塞+アリセプトの影響 この記事では、上記のような組み合わせの方に対して、どのように治療を組み立てたかを述べた。 今回は、…

グルタチオンでもう一踏ん張り・・・!(DLB+iNPH術後)

グルタチオンで歩行と表情が改善 特発性正常圧水頭症に対してVPシャント術を行い、6年目に入った方。元々腰部脊柱管狭窄症があったので、LP(腰椎腹腔)ではなくVP(脳室腹腔)シャントを選択している。 経過中にレビー小体型認知症を合併してきた。年々歩行は小…

レビー・ピック複合(LPC)+特発性正常圧水頭症(iNPH)の86歳男性。初動に失敗し保護入院に・・・。

大急ぎで何とか改善に持っていきたかったが、かなわなかった症例。

コウノメソッド実践医連携。グルタチオンで歩行改善!

コウノメソッド実践医間の連携 コウノメソッド実践医を通じてご紹介頂いた患者さんを紹介する。

レビー・ピック複合(LPC)に、脳梗塞とアリセプトの悪影響が加わる。 どのように改善させたか?

複雑な状況を解きほぐす 前回に引き続き、レビー・ピック複合と思われた方をご紹介。 LPC(レビー・ピック複合)という概念について - 鹿児島認知症ブログwww.ninchi-shou.com 改善に喜んだご家族から、顔出しOKの許可を頂いている。 まずは、来院時の状況を動…

LPC(レビー・ピック複合)という概念について

LPCとは? レビー小体型認知症と前頭側頭葉変性症、両方の要素をもつ認知症患者さんに対して、2012年9月に河野医師が提唱した疾患概念。 ピックスコア4点以上 レビースコア3点以上 前頭側頭葉変性症の画像所見 上記3点を満たす場合、LPCと考えて処方に工夫を…

認知症の診断は画像優先?それとも症状優先?

認知症の実際の症状とMRIやCTの画像、どちらが大事? 複数の認知症疾患を合併しているかもしれないケースに出会った時、各々の要素に対してどのように治療の優先順位をつけるかが求められる。

レビー小体型認知症を合併した慢性硬膜下血腫の一例。劇的な改善。

転倒しやすい認知症であるレビー小体型認知症。いつの間にか転倒していて、慢性硬膜下血腫を合併しているかもしれない。